会社行事を円滑に導入するために【円滑に行うための4つのポイントを解説します】

記事更新日:2021年05月14日 初回公開日:2021年05月14日

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多くの企業が取り入れている会社行事ですが、面倒だから参加したくないという人や、プライベートの時間を優先したいという人の声もあります。しかし会社行事は社員のモチベーションを上げるだけでなく、仕事以外の場面でコミュニケーションを取ることによって団結力を高めるのにもうってつけです。今回は会社行事を行うメリットとデメリット、さらに成功させるためのポイントや注意すべき点や、具体的な催し物の企画案などもあわせてご紹介します。社員の参加を促して、全員のモチベーションを上げるにはどのような会社行事にすればいいか知りたいという企画担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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会社行事とは

会社が主催するイベント

会社行事とは、会社が主催しておこなう行事のことです。社員同士の団結力を高めたり会社の方針を全員で共有するためにも重要なイベントです。さまざまな種類の会社行事が開催されていますが、一番大きなポイントは社員全員が参加したくなるイベントや意識の浸透をおこなうことです。社員が会社行事に参加したくなるために会社側は企画から実行にかけて入念な準備が必要になります。参加したくないという社員が多いのであればそれはどういった理由からなのかをきちんと把握して対策を打ちながら企画しましょう。

会社行事の目的

社員同士の親睦を深める

会社行事を開催する大きな目的の一つは、社員同士の親睦を深めることです。社員同士の意思疎通がうまく取れないと、意見の食い違いが起こりやすくなり仕事の効率が下がってしまいます。社員のモチベーションを保つ上でも同じ職場で一緒に仕事をしていくうえでは、お互いのことをよく理解していて、信頼できるということはとても重要となってきます。会社行事を通じてお互いの個性や人柄について今までよりも深く理解していくことで、職場の雰囲気も良くなり、仕事を円滑に進められるようになるでしょう。

会社の方向性を共有する

会社行事の目的は、会社の方向性を共有するという事も含まれます。会社の規模が大きければ大きいほど、その方向性やビジョンを常に全員が共有し続けることは難しくなってきます。多くの社員が集まる会社行事というタイミングを利用して会社の経営陣の方針や理念を改めて確認することによって、全員が同じ方向を向いて業務に取り組むことができます。結果として会社全体の生産性が上がり、より素晴らしい業績を残せるようになるでしょう。会社行事を行う際にはその内容に関わらず、全員で会社の方針を共有できるような時間をどこかで作るようにしましょう。

会社行事のメリット

コミュニケーション不足を改善できる

同じ会社にいても、普段は仕事中に必要最低限の会話しかしないという相手も多いのではないでしょうか。また、自分とは違う部署の人とはなかなか話をする機会がないという人もいるかと思います。このように社員同士でのコミュニケーション不足が進んでしまうことによって、業務中における報告や連絡が滞おる原因となってしまいます。普段はあまり関わりのないようなさまざまな人たちと話すことのできる会社行事は、コミュニケーション不足を改善できる有効な手段と言えるでしょう。

社員のモチベーションが上がる

会社行事は社員のモチベーションを上げられるというメリットもあります。全員の前で業績優秀者を表彰したり、何か景品を用意しておいたりするとそれを目指して業務に励む社員も増えますし、優秀な社員の考え方や働き方の共有もできます。「会社行事があるから、そのためにもっと仕事を頑張ろう」と社員に思ってもらえるような企画を準備できるのが会社にとっても社員にとっても一番理想的です。そうして社員のモチベーションを上げることができれば、結果として仕事の生産性を向上させたり離職率を下げるのにも効果的です。

会社行事のデメリット

参加に社員が意義を見いだせていない

そもそも社員が会社行事に対して参加の意義を感じていないという場合については、会社側の視点から考えるとデメリットの一つとなってしまいます。これは先ほど紹介した、会社行事を行う目的やそれによって得られるメリットなどを社員がしっかり認識できていないことが原因だと考えられます。そのような状態で会社行事を行ったとしても、十分な効果を得ることはできません。会社行事はより多くの社員が参加することでその効果を最大限に発揮することができるので、まずは会社全体で会社行事の目的とその大切さを共有しましょう。

時間拘束が長いので業務に支障がでる場合がある

会社行事のために休日や業務後に長時間拘束されてしまい、その結果仕事の効率が下がってしまうから参加したくないという声もあります。社員のモチベーションを上げることが目的の会社行事があることで、業務に支障をきたしてしまっては本末転倒です。参加率が下がってしまうようでしたら、一日中拘束してしまうような内容はなるべく避けるようにしましょう。それに加え、しっかりと余裕を持って事前から日時などの詳細についてアナウンスをするなど、業務を進めるスケジュールを立てやすいように配慮する必要があります。

会社行事を成功させるポイント

開催する日時を工夫する

社員が参加しやすいように開催する日時を工夫する必要があります。週末や祝日を使って開催してしまうと自分の休みをつぶされてしまったと感じる人もいますので、平日の業務が終わってからの時間などを利用して、比較的短時間で開催するのも良いでしょう。しかしどうしても土日にしか開催できない場合には、その分として振替休日を設けたりするようにしましょう。そういった対応を取ることで少しでも社員の参加へのハードルを下げることができます。より多くの社員に参加してもらった方が有意義な会社行事となりますので、事前に社員のスケジュールの空きを把握しておく必要があります。

開催する目的を明確に伝える

会社行事を開催する目的を事前にしっかりと社員に伝えておきましょう。「親睦を深めるため」だけではなく、「部署などの垣根をこえたコミュニケーションを取るため」のように具体的に今後の業務につながるということを強調することが大切です。伝える方法としては、チャットで一斉送信するよりも朝礼やミーティングなどの全員が集まるタイミングで告知する方がより効果的です。会社行事によって社員が得られるメリットと結びつけて目的をはっきりとさせることによって、その重要性が伝わるようにしましょう。

参加したくなるような企画を考える

社員が思わず参加したくなるような企画を考えましょう。とにかくみんなでワイワイ楽しめるイベントももちろん良いですが、そういったイベントではどうしても気を遣ってしまうという人もいます。そのような人からしてみれば、単純に楽しむだけの会社行事よりも自分の仕事のためになるようなさまざまなことが学べる会社行事の方が参加したくなるはずです。例えば外部から講師の方を招いてセミナーを行ったり、優秀な業績を残した社員の話を聞ける表彰パーティを開催したりするのも一つの手です。

社員の意見を参考にする

より多くの社員が満足できる会社行事を開催するために、直接社員の意見を参考にしてみるのも一つの手段です。具体的にどういった内容の会社行事がしたいかを社内で事前にアンケートを取ったり、企画を進めていく途中でも積極的に社員の意見を取り入れるようにしましょう。そうして自分たちが主体となって会社行事を作り上げていくことで、参加に対しての意識も高まります。また、社内でアンケートをとったりする場合には匿名で意見を募った方が誰でも気軽にアイデアを出しやすくて良いでしょう。

会社行事をするときの注意点

強制参加の場合は有給に充てることが出来ない

会社行事を強制参加とする場合には、有給休暇の計画的付与を適用させることはできません。強制参加の場合は労働時間の扱いです。したがって、どうしても有給休暇の計画的付与を適用させたいのであれば、会社行事を強制参加ではなく自由参加にする必要があります。自由参加にしても多くの社員が参加してくれる見込みがあるようなら、そういった方法をとるのも良いでしょう。また、自由参加にしたのにも関わらず不参加者が不利になるような雰囲気を出すようなことは決してしてはいけません。

強制参加の場合は労働時間になる

会社行事を業務として強制参加にした場合にはもちろん労働時間の扱いですので、業務に対する賃金と、労働時間外の参加については残業代が発生します。特に労働時間外の参加(残業)を命令する場合には、労働基準法や雇用契約書の内容をきちんと確認してから命じるようにしましょう。それらを無視してしまうとトラブルになってしまうので注意が必要です。また、賃金が支払われることは社員にもしっかりと伝えておいた方が安心して参加しやすいので念のため伝えておくと良いでしょう。

会社行事おすすめの催し物

様々な人と話せる食事会

仕事が終わってからの少しの時間を使って開催することもできる食事会は社員が気軽に参加しやすく、社内のさまざまな人と話すことができるので、定番の会社行事の一つです。お店を利用して開催する場合には予算や参加人数の確認を入念に行い、当日になってトラブルが起こらないように気をつけましょう。上司の話が長かったり、レクリエーションや出し物がずっと続くような食事会にせずに、社員同士がコミュニケーションを取る時間をしっかり確保できるように工夫しましょう。

心も体もリフレッシュできる旅行

温泉に入ったり美味しい料理を食べたりできる社員旅行は、日頃の業務による疲れをリフレッシュするのに最適です。さらに、非日常の空間を共有することで社員同士の仲も深めることができます。とはいえ社員旅行も基本的には会社の人間との団体行動ですので、上司や同僚に気を遣いながらだとあまり楽しめないという声もあります。せっかくの会社行事を心から楽しめないのは非常にもったいないので、スケジュールの中に個人での自由時間を設けるなどといった工夫をすると良いでしょう。

絆を深められるスポーツ大会

チームを編成し、協力して優勝を目指すといったスポーツ大会ならより一層団結力を高めることができます。体を動かすことで運動不足の解消にもなりますし、思わぬ人が活躍したりすると盛り上がること間違いなしです。スポーツ大会を開催するにあたって注意しておきたいことは、会社の年齢層や男女比などをきちんと考慮してチームを編成することです。チームによって体力に偏りが出てしまうとつまらないと感じる人もいますので、公平にチーム編成を行って全員が活躍できるようなスポーツ大会にしましょう。

まとめ

社員全員のモチベーションを上げられるような会社行事にしましょう

会社行事は全体の士気を上げて、社員全員が仕事をしやすい環境を作るのに最も適した方法です。ですが開催するにあたってトラブルが起こってしまったり、社員が楽しめなかったらあまり効果的な会社行事とはいえません。また、参加してくれる社員の数が少なくてもあまり意味のない会社行事になってしまいます。そうならないために、まずは社員が会社行事に対して求めているものや懸念していることをしっかりと把握して、それらについて対策を打ちながら企画していくようにしましょう。

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