部下が勝手に成長するための実践方法【育成における注意点も解説します】

記事更新日:2024年01月31日 初回公開日:2023年12月20日

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また企業としても労働人口が減っている中で、少ない採用人数の中でいかにして優秀な人材を育てていくのかが大きな課題となっています。人材採用や人材育成は長年課題にしている企業も少なうありません。そして知識や経験豊富な人材を採用できたが、思ったより活躍してくれないなどの悩みを抱えている企業の方も多いのではないでしょうか。素晴らしい能力を持った人でも、上司が変わることによってパフォーマンスが落ちる場合があります。今回は成長する部下について解説していきます。部下を育てる上司の方は、参考にしてみてください。

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勝手に成長する仕組みとは

育成の工数を減らし且つ部下のモチベーションを高めること

勝手に成長する仕組みとは、育成の工数を減らし且つ部下のモチベーションを高める事です。部下が成長するためには、自分で考え行動することが大切です。部下を育成している上司の人たちは、自分で考え行動してほしいと考えていても先回りして意見を押し付けてしまってる場合があります。自ら考えて行動する部下を育成するためには、上司の意見を伝えるのではなく部下に質問してじっくり待つことが大切です。考えるきっかけや時間を与え、サポートしていく事で部下が成長していきます。

勝手に成長する部下の特徴

価値観が高く物事を受け入れられる

勝手に成長する部下の特徴は、価値観が高く物事を受け入れられる人です。若い内に自分がやる業務を制限してしまっている人は、中堅層になって苦労してしまう人が多い傾向にあります。価値観を高く持っている人は、吸収力と定着力が大事だという事を認識しており学ぶ意識も高く様々な事を吸収しようとします。また吸収するだけでなく実際に自分でやってみようとし、高いモチベーションも持っています。多くの事を受け入れる事で、早く成長することが可能です。

情報や物事の取り組みが早い

勝手に成長する部下は、情報や物事の取り組みが早い特徴があります。成長が遅い人は業務に対して取り掛かるのに時間を要し、モチベーションも高くありません。反対に成長が早い人は、必要な情報の入手を確実に行い期日を把握しながらしっかりと業務をこなします。成長できる人は視野を広く持っているため、人にしっかりと伝えられるアウトプットのイメージもしっかりと描くことが出来ます。物事を先手先手で行うため、業務の中で漏れも殆どありません。

詰めが甘くない

勝手に成長する部下は、詰めが甘くないというのが特徴です。業務計画書などをしっかりと作成し、状況の進捗に合わせて修正を行いながら業務を進めることが出来る若手社員は、予定表を作成する段階で業務内容に漏れがないようにしています。それだけでなく業務を進めていく上で、抜けや不安定な箇所を修正しながら進めており詰めの甘さがなく、業務が安定しています。成長が早い部下は、業務計画書を作成し常に更新しながら業務に取り組んでいます。

人を惹きつける魅力がある

人を引き付ける魅力があるのも、勝手に成長する部下の特徴です。雰囲気が暗いと周りに人は集まってきません。また作り上げた明るさは最初は問題ないかもしれませんが、長く一緒にいると疲れてしまいます。飾り上げた人柄や作った笑顔などではなく、自然な自分を出しながら人間性を磨いている人は人の心を惹きつけ周りの人と協力しながら物事を進めていける人へと成長していきます。業務が出来る事も重要ですが、人間性も大切な要素です。

部下を育成する上司の関わり方が上手い

部下を育成する上司への関わり方が上手い部下も、勝手に成長していきます。どれだけ素晴らしい能力を持った人材でも、その能力を発揮させることが出来ない上司の元では成長することは出来ません。上司によっては、部下のモチベーションを下げてしまい最終的には退職してしまうという事も考えられます。部下に対して自律的な成長を促すことが出来る上司の元では、部下は高いモチベーションの元でパフォーマンス力を発揮することが出来ます。

比較される人材

指示待ち人間

成長する部下と比較されるのが、指示待ち人間です。指示待ち人間とは、指示されるまで能動的に動かず主体性に欠けるような人を指します。指示待ち人間の人は、仕事にやりがいを感じていない場合や業務内容をしっかりと理解していない場合があります。指示待ち人間は自己選択を行ってこなかった環境や、最初に入った企業の教育体制に問題があったなどいくつか理由があります。どんどん成長していく同僚がいた場合、もし同じチームに指示待ち人間がいると比較されてしまいます。

報告をしない部下

成長する部下と比較される人材に、報告をしない部下が挙げられます。職場では作業を効率的に行い、発生した問題に迅速に対応するためにも、報連相は重要です。成長が早い部下は、報連相の重要性をしっかりと理解しているため適宜上司へと報告や連絡を行います。しかし報告がきちんとできない部下は、間違いを指摘されたくない・報告するタイミングが分からないなどといった理由で報告をしません。報告をしないことによって問題が更に大きくなってしまい、出来る人と比べられるようになります。

自走できない人

自走出来ない人も、成長する部下と比較される人材です。自走とは、自らの判断で行動するという意味を持っており、自走出来ない人は言われたことしかやらない社員の事を指します。責任感のある自走できる人材は、会社で起きていることを自分事として捉えているため、自ら考えて行動を起こします。自走出来ない人は業務へやりがいや意義を見出せていない場合が多く、指示された業務のみを行っています。上司として自走を促していく事が大切です。

育成上手な上司が部下へ意識させていること

会社に必要とされていることを意識させる

育成上手な上司が部下へ意識させている事は、会社に必要とされているという事です。職場の中には、業務をやらされている感満載で業務を行っている人が少なからずいるはずです。そういった人たちを成長する部下に育成するためには、自分が必要とされていて成長出来ていると実感することが大切です。そういった意識に変えていくには、会社のミッションと社員の志を繋ぐ必要があります。少しでも接点が見つかれば、やりがいを見出し成果を上げるために必要なスキルなどを自ら身に付けようとするようになります。

チームのプレイヤーとしての意識作りをする

育成上手な上司は、チームのプレイヤーとしての意識作りを行っています。上司がチームの方向性を決めるのであれば、チーム全体を巻き込んで話を進め方向性を一緒に決めていく事が大切です。トップダウンのように上の決定が下りてきてその決定に従って業務を進めるのでは、やりがいをもって取り組むのが難しくなります。しかしチームの一員として自分もその決定に関わっていれば、責任感を持って取り組むことが出来ます。主体性を持たせるには、チームの一員としての意識作りが重要です。

勝手に成長する部下への育成のために実践するべきこと

業務達成の評価をする

勝手に成長する部下に育成するために実践することは、業務達成の評価を行う事です。いくら意欲が高く業務にまじめに取り組んでいる人でも、正当な評価を受けれていない状況ではどんどんとモチベーションが低下していきます。営業職以外の場合には、数字化出来ない業務が多く達成感を得られる機会も多くありません。そういった業務を行っている人たちにも、任せている業務が達成できた際に評価することで達成感を感じる事が出来ます。成長する部下に育成するためには、きちんとした評価を行う事が大切です。

ブラザー制度を導入する

勝手に成長する部下を育成するためにも、ブラザー制度を導入しましょう。ブラザー制度とは、入社したばかりの社員に教育・相談係として先輩社員を付ける事を言います。チーム内での教育指導者や相談役がリーダーのみだと、部下が多い場合一人ひとりにしっかりと対応することは出来ません。ブラザー制度は相談しやすい人が教育係になることで、教えてもらう人にもメリットがありますがブラザー役になった人も、他人に教える事で新たな学びを得る事も可能です。それぞれが成長するきっかけになる制度です。

テスト実施する

テストを実施するのも、勝手に成長する部下を育成するために行えることです。テスト内容は、スキルを習熟できたかを測るものです。スキルの習熟度をリスト化しようとすると、様々細分化され管理が大変なのでテストを行います。テスト内容は実際に議事録の作成や資料の作成をさせて合格かどうかを決めるという程度のもので問題ありません。テストに合格することで、習熟度を可視化することが出来ます。但しテストを実施することで部下のモチベーションを下げないように注意が必要です。

育成担当者の注意点

担当者は社内のエースが担う

育成担当を置く際は、担当者に社内のエースを置くようにしましょう。人を育成するには、膨大な時間が掛かります。そのため教育係になる人は、そのチームの仕事の出来る人ではなく手が空いていて調整しやすい人に任命している企業も多いのではないでしょうか。しかし優秀な人材を育てるためには、チームの優秀な人の仕事を見てもらう必要があります。優秀な人とそうでない人では業務内容が異なります。エースに指導してもらう事で、自分で考える事を学び成長していく人材になっていきます。

答えを教えるのではなく考えさせる

育成担当者の注意点は、答えを教えるのではなく考えさせるようにすることです。企業は「自分で考え行動する人」を求めていますが、実際の指導現場では自分で考える事を妨げるような指導を行っている場合もあります。部下から相談や報告を受けた際に、上司や教育指導者は答えが分かっている場合が多く先回りをして答えを教えてしまっている事があります。答えを教えてしまうと、考える力が身につかず成長する人材にはなりません。優秀な人材を育てるためには、考えさせることが大切です。

目標や目的を常に意識する

目標や目的を常に意識しておくことも育成担当者の重要な点です。いくら優秀な人材でも、企業理念や組織としての目標を共有されていなければ目標に沿わない行動をしてしまう事もあります。育成担当者は業務に必要な知識を身に付けさせるという事も大切ですが、企業の目標や業務の目的を常に意識しておく必要があります。育成担当者がしっかりと理解出来ていない状態や、意識していない状態では部下に伝わらず頑張っていても成果に結びつかなくなります。しっかりと意識しておくことが重要です。

まとめ

人材育成のしくみや目的を考え勝手に成長する部下を増やそう

勝手に成長する部下の特徴や、育成する際に実践するべき取り組みなどについて解説しました。成長していく部下は、元々情報に対して高いアンテナを張っている・様々な事を受け入れる懐があるなど持って生まれた素質に影響されます。しかし周りの環境を整える事によって、成長する人材に育成していく事は可能です。成長していく人材に育てていくためにも、上司が答えを教えるのではなく自ら考えさせることが大切です。人材育成の仕組みや目的を考え、勝手に成長する部下を育成していきましょう。

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