記事更新日:2022年07月28日 | 初回公開日:2022年07月27日
用語集 人事・労務お役立ち情報 採用・求人のトレンド 外国人採用・雇用中途採用代行とは、企業の中途採用業務の一部またはすべてを外部に委託する、つまりアウトソーシングをすることです。近年の従業員の採用方法は多種多様化してきており、会社がそのすべての業務を負うのはかなりの負担となってきています。そして、こうした業務はIT化してきており、より専門性が必要となってきている分野です。また、採用業務として募集を増やすことも大事ですが、募集を増やすために行う広告の作成等もその業務の一端です。こうした理由から、会社がコア業務に労力をかける必要があり、その点で中途採用代行の重要性は高まってきていると言えます。
人材紹介と採用代行は混同されやすい言葉ですが、明確に違いがあります。それは、人材を依頼するのか人材を獲得するための採用業務を依頼するのかという違いです。たしかに、どちらも人材を確保するためのサポートという点では同様のサービスである言えますが、それを達成するためのプロセスに違いがあります。どちらもメリットデメリットがあるので、会社の予算や形態に合わせてサービスを利用することが求められます。
中途採用代行の業務内容として、採用計画の提案が挙げられます。社内に採用に関するノウハウがほとんどなく、採用が上手くいかない場合に採用計画の根本を提示してもらうことができます。具体的には、採用計画の立案や会社の求める人材像や要件についての設定を依頼できます。これは会社の根幹を担うコア業務となりますので、特に代行会社選びには慎重に時間をかけ、中でも中途採用のコンサルティングに強い代行会社を選ぶと良いでしょう。
中途採用代行の業務内容として、求人の作成と掲載も挙げられます。具体的には、募集媒体の選定や発注、投稿の選定する業務の委託をすることが可能です。近年では、求人サイトや求人検索エンジンサービスなど求人を掲載する場所や企業の数は増えてきており、会社に合わせた募集媒体を選定するのにはかなりの手間がかかります。また、広告を上手く運用するためには相応の専門知識が必要です。これらの業務を委託することで、効率的に採用を行なえると言えます。
中途採用代行の業務内容として、スカウトメールの運用も挙げられます。近年、ダイレクトリクルーティングの普及により、求人サイトでのダイレクトメールやスカウトメールの配信をするようになってきました。ダイレクトリクルーティングとは求人に対して企業が直接連絡を取ることです。定期的に更新した情報を求人に届けることができ、採用の際には積極的に活用すべきものです。また、代行業者によってはこれらを自動配信を行なうシステムや技術を持っているので、それらを頼って中途採用代行を活用してみるのも良いでしょう。
中途採用代行の業務内容として、面接の管理も挙げられます。採用をするにあたって面接は欠かせない業務です。代行業務としては、面接の日程調整や応募者の面接をするために必要な書類の管理などが挙げられます。また、面接をする従業員が不足している場合には、面接官の代行も依頼することができます。この際、ミスマッチを防ぐためにも代行業者に前もってしっかりと求める人材像を伝えておく必要があります。
中途採用代行の業務内容として、選考データの分析も挙げられます。具体的には、既に自社で採用活動を行っておりその業務が上手くいっていない時に、採用活動に関する問題分析を依頼できるというものです。データを取り扱う専門知識を持った代行業者が自社の保有するこれまでの人事に関するデータを分析することで、今後の会社の課題を洗い出します。コストを考慮すると、まずは自社で中途採用活動に取り組み、代行業者からフィードバックを受けるという、一部業務として選考データを分析してもらうことは効果的でしょう。
中途採用代行の料金体系として、固定料金型が挙げられます。一概にはい言えませんが、基本的には固定料金型の場合は、業務の項目に応じて月額で一律料金を支払うというのが一般的です。具体的には、応募人数が800人までの対応で20万円、または企業説明会の実施一回で30万円などの項目が挙げられます。業務項目が多い場合に安くなりやすいプランですが、反面わずかな業務の依頼の場合は高額になりやすく向かないと言えるでしょう。
中途採用代行の料金として、従量課金型が挙げられます。これはオーダーメイド型とも呼ばれ、固定料金型とは異なり、事前に中途採用代行業者に要望や業務量について相談をします。そのため、初期費用がかかる場合があります。しかし、会社の中途採用状況や採用の仕方の要望に対して細かく対応できるためメリットと言えるでしょう。個別での料金の設定となるため、固定料金型と比較して料金の妥当性の判断を行ないにくい点には注意をしましょう。
中途採用代行のメリットとして、プロの採用ノウハウを得られる点が挙げられます。中途採用代行サービスの中には、他の会社の業務の中で蓄積されたノウハウを豊富に持っているサービスがあります。中途採用業務をアウトソーシングすることで、これらの知見や経験を自社に取り入れ、採用のノウハウを蓄積させ、以降自社による採用業務が円滑化する可能性があります。ただし、すべての中途採用業務を委託すると、完全に外部の活動としての業務となり、知見が蓄積されにくい点には注意しましょう。
中途採用代行のメリットとして、業務の効率化を図れる点も挙げられます。会社の中途採用業務の経験が浅い場合、どうしても採用のためのアプローチが上手くいかず、結果的にコストや時間を多く必要としてしまう恐れがあります。こうした業務の助言や補助を中途採用代行サービスから受けることで、結果的にコストが削減され、さらにより効率的に採用活動を行なえるでしょう。また、外部委託によって従業員の多くが主要なコア業務に当たることができる点で業務全体の効率化が進むとも言えるでしょう。
中途採用代行のデメリットとして、応募者との関係を築きにくい点も挙げられます。特に、先に述べた面接の管理を中途採用代行業者に委託した場合、応募者との直接的なコンタクトをとる機会が生まれません。中途採用されたのちにはじめて会社と従業員が関係を持ち、その際にその人の人間性や適性を知ることとなります。つまり、採用されるまでお互いに情報や雰囲気をつかむことが難しく、結果的にミスマッチにつながる恐れがあります。
委託先と会社と間で認識の誤差が起こりうる点も中途採用代行のデメリットです。入念に中途採用代行業者と求める人材や企業理念についてのすり合わせを行っていない場合に、間違ったターゲットが設定されてしまう恐れがあります。それにより採用された人が最初に聞いていた情報と実際の現場との間にギャップを感じ、早期離職に繋がってしまうことがあります。また、それにより求職者からの企業のイメージが下がるといったデメリットも考えられます。
中途採用代行を行う際のポイントとして、適切にオプションを設定する点が挙げられます。先に述べたように、中途採用代行サービスの業務内容は多岐に渡ります。なるべくコストをかけずに効率的に中途採用を行うべく、自社の状況を十分に把握し委託内容をよく吟味することが重要です。これらに時間を費やさずに曖昧にオプションを決定すると、かえって無駄な業務が増えてコストがかかり、また契約書の管理も複雑となるので注意する必要があります。
中途採用代行に依頼する際のポイントとして、進捗や情報共有をこまめに確認する点が挙げられます。先ほどデメリットとしてあげた、採用代行業者との認識の誤差は極力減らしていく必要があります。依頼元の会社と中途採用代行の間にもつ情報に差があることを防ぎようがないため、採用の方向性がずれたことをいかにはやく気づき、軌道修正していくかが重要となります。特に選考や面接に関わる業務の場合は事細かく情報の共有をする必要があるでしょう。
おすすめの中途採用代行業者としてWORKLをご紹介します。特に求人広告の代行に優れたサービスです。WORKLは求人広告の応募数を上げつつ、さらにコストを抑えたい企業におすすめできます。というのも、WORKLはIndeedと連携をしており、Indeedの中に求人広告を無料で掲載できます。また、契約の特典としてIndeedの求人広告内で優先的に上位表示することが可能です。トライアル費用が0円であるため、気軽に依頼ができる点も評価できる点です。
おすすめの中途採用代行会社として、core scoutをご紹介します。core scoutはエンジニアの採用に特化した採用代行サービスです。中途採用においてエンジニアの採用はかなりメジャーなものであるため、多くの中途採用を行う企業に利用されています。また、採用戦略の策定から実行、改善策の提示までの一連を豊富なエンジニア採用の経験をもとに依頼できる点も特徴です。料金は、スカウトメールの送信数と契約期間によって変動します。
中途採用において、採用代行サービスを活用することには、コストの削減や採用活動の効率化など多くの魅力があります。反面、委託先と会社の間に採用のビジョンに差異が生じ、逆に非効率的な運用となってしまうという欠点もあります。つまり、中途採用代行を活用する際には委託先とよく情報の共有をすれば、効果的に採用を行なうことができます。中途採用代行の特徴をよく把握したうえで活用し、効率的に優秀な人材を獲得しましょう。
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