新卒採用イベントを成功させるためには【学生に興味を持ってもらうためのポイントを解説】

記事更新日:2022年02月14日 初回公開日:2022年02月07日

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人材の流動化や労働人口の減少が進んでいることもあり、採用に関するさまざまな課題を抱えている企業は多いのではないでしょうか。中でも将来のリーダー候補を確保するという点において、新卒採用で優秀な人材を獲得することは非常に重要となっています。より多くの求人を獲得するために、今回は新卒採用イベントによる効果や、実施する際のポイントについて解説します。新卒採用をもっと効率的に行いたいとお考えの企業の担当者の方は、ぜひ最後までご一読ください。

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新卒採用イベントとは

新卒採用を成功させるためのイベント

新卒採用イベントとはその名の通り、新卒を対象とした採用を効果的に行うために開催されるイベントです。求人サイトや自社HPに掲載した場合と比べると、イベントに参加することで求職者へより直接的に企業情報を発信することができます。一般的には複数の企業によって合同で行われますが、その形態や規模はさまざまです。自社が求めている新卒人材のターゲット層にマッチした新卒採用イベントに参加することで、効果的な新卒採用を行うことができるでしょう。

重要な採用プロセスのひとつ

新卒採用イベントは、採用において非常に重要なプロセスのひとつといえるでしょう。面接や適性検査など、採用においてはさまざまなプロセスがありますが、そもそも求職者からのエントリーがなければ選考を行うことはできません。また、応募数が少なすぎる場合なども同様に、理想の人材に出会える可能性は低くなってしまうでしょう。新卒採用イベントではまず企業への興味を持ってもらい、求人に応募してもらうということが最終的な目標です。

新卒採用イベントによる効果

企業の魅力を直接伝えられる

新卒採用イベントによる効果として、求職者に企業の魅力を直接伝えられるということがあげられます。自社の魅力を充分に知ってもらうということは、採用活動において非常に重要なポイントです。しかし求人サイトや自社HPの情報のみでは、求職者が知りたい内容を網羅できないという可能性も十分あるでしょう。新卒採用イベントにおいては求職者の疑問や質問に対してリアルタイムでの回答も可能ですので、新卒人材の不安を解消するという意味でも効果的なイベントです。

志望度の高い学生にアプローチできる

志望度の高い学生にむけてアプローチができるということも、新卒採用イベントにおけるメリットといえるでしょう。新卒採用イベントへ参加している学生は、企業に対して主体的に行動を起こしている学生です。せっかく企業の魅力を一生懸命に発信したとしても、そもそも業界や職種に興味のない学生相手では響きづらい可能性が高いでしょう。もともと業界に興味があって志望度も高い学生を対象に絞ることで、効率的な新卒採用が行えます。

企業の認知度を向上させられる

新卒採用イベントによって、企業の認知度を向上させられるという効果も見込めます。新卒採用イベントには、比較的多くの学生が参加します。そこで企業の魅力などを発信することで、より多くの求職者に興味を持ってもらえる可能性があるでしょう。新卒の応募を募るにあたって、企業への認知がなければ採用活動は難しくなってしまいます。新卒採用イベントで企業の認知度を向上させることで、より多くの求人応募の獲得につながるでしょう。

新卒採用イベントの種類

マス型

マス型の新卒採用イベントは、さまざまな業界の企業が参加するイベントです。参加する学生の数が多くなるため、認知度があまり高くない企業でもさまざまな学生にアプローチができるでしょう。しかしその一方で、多くの企業が集まる中でも注目してもらえるような工夫を凝らさないと、目に留めてもらえない可能性もあります。参加する学生が志望する業界や専攻している分野もさまざまであるため、とにかく多くの学生に企業のことを知ってもらいたいという場合には効果的です。

ターゲットセグメント型

ターゲットセグメント型とは、求職者のターゲット層を絞って開催される新卒採用イベントです。大学での専攻や志望している業界などがある程度同じ傾向の学生が参加するため、企業としては欲しい人材にピンポイントでアプローチしやすいというのがメリットです。一方で、参加する学生の数はマス型と比べて少なめになりますので、同時に多くの学生へアプローチすることは難しいといえます。求職者の数よりも質を重要視する場合には、適しているでしょう。

業界セグメント型

業界セグメント型とは、特定の業界の企業が集まって開催される新卒採用イベントです。業界セグメント型の新卒採用イベントは、特定の業界の企業のみを集めて開催されます。業界そのものに関心を持っている学生が集まるため、参加学生が求人へ応募してくれる可能性が高いというのがメリットです。一方で、業界セグメント型においては単純に知名度の高い企業が有利となってしまう場合が多いです。したがって、参加する際には同業他社との差別化を図る必要があるでしょう

新卒採用イベントの変化

オンラインでの実施が主流となっている

最近はオンラインで新卒採用イベントを実施することが主流となりつつあります。新型感染症の影響もあり、大人数が一箇所に集まるイベントを開催しにくくなってしまったためです。Zoomなどのオンライン機能を使用して実施されることが多くなりましたが、学生としては参加のハードルが下がったともいえるでしょう。自宅から参加できるということもあり、より多くの参加者が期待できます。オンラインならではの工夫や、トラブル時の対策などをしっかりと準備しておくことで効果的な新卒採用イベントにしましょう。

新卒採用イベントのアイデア

セミナー

新卒採用イベントにおいてセミナー形式をとることで、より熱意のある学生に向けてアプローチを行うことができるでしょう。セミナー形式においては、基本的に企業からの一方的な説明を行うことになります。したがって、企業についてもっと詳しい話を聞きたいという学生の参加が想定されるでしょう。近年では「ウェビナー」と呼ばれるwebツールを利用したセミナー形式の普及によって、学生からもチャットなどで気軽に質問を投げかけることが可能となっています。

社員座談会

社員との座談会形式にすることによって、学生たちによりリアルな現場の声を届けることができます。配布された企業情報についての資料を見ただけでは、自分たちが実際に働く姿をイメージすることは難しいでしょう。入社したらイメージと違ったため、早期に退職してしまうというケースも珍しくありません。そのようなミスマッチをなくすという面においても、座談会によって実際に働いている人の話を聞く機会を設けるのは非常に効果的でしょう。

インターンシップ

入社前に企業での業務を体験してもらうインターンシップも、新卒採用イベントの一種といえるでしょう。こちらも入社後実際に働いていく姿をイメージしてもらえるというのが大きなメリットです。参加者がどのような人材なのかを見極めるチャンスでもありますので、選考フローのひとつとしている企業もあります。企業説明を聞くだけのイベントと比べると参加へのハードルは少し高いですが、それだけ熱意を持った人材の応募が見込めるでしょう。

新卒採用イベントを成功させるポイント

採用における課題を明確にする

新卒採用イベントを成功させるためにはまず、採用活動における課題を明確にすることが重要です。単純に求人への応募数を増やしたいのか、応募してもらう人材の質を改善させたいのかなどによって解決へのアプローチは異なるでしょう。新卒採用イベントも、参加すればそれだけで採用活動がうまくいくというわけではありません。新卒採用イベントによって、抱えている課題をどのように解決できるのかということを具体的にイメージしたうえで参加するようにしましょう。

参加する学生のニーズを把握する

新卒採用イベントに参加する学生側のニーズをしっかり把握しておくということも大切です。多くの学生が新卒採用イベントに参加する目的は、さまざまな企業の情報を一度に収集することです。興味のある企業の担当者と直接話すことで、企業に対するより具体的なイメージを持ちたいと考えている学生も多いでしょう。そうした学生たちに対して、ただ自社のアピールポイントだけを一方的に伝えるだけでは求人応募にはつながりにくいと考えられます。学生が不安や疑問に感じていることを解消してあげることも意識しておきましょう。

自社の強みを再認識する

自社の強みを再認識することで、新卒採用イベントにおいても求職者に対して効果的なアピールができるでしょう。新卒採用イベントでは、自社以外にも多くの企業が参加している場合がほとんどです。そこで学生側に興味を持ってもらうためには、他社とは異なる自社ならではの魅力を発信する必要があります。そのためには学生がどのような点に対して魅力を感じやすいのかということを意識しながら、強みについて改めて分析するといいでしょう。

双方向のコミュニケーションを意識する

新卒採用イベントにおいては企業からの一方的な情報の発信だけではなく、双方向のコミュニケーションを意識することが大切です。企業の魅力を学生に伝えるということはもちろん重要ですが、それだけでは参加してくれた学生の満足度を上げることは難しいでしょう。学生が抱えている企業への疑問や不安に思っていることを解消することで、より意味のある新卒採用イベントとなります。学生が企業に対して質問する時間を充分に設けるなど、お互いにコミュニケーションを取れるような工夫を行いましょう。

実施後のアフターフォローを行う

新卒採用イベント実施後のアフターフォローまでしっかりと行うことで、参加者の満足度をさらに向上させることができるでしょう。イベントで説明した内容だけでは伝わりづらく、さらなる補足が必要となる場合もあるでしょう。当日の対応が時間的に難しいようであれば、後日改めて個人面談にて対応するというのもアフターフォローのひとつです。また今後の選考に関するスケジュールを共有するなど、学生が次に起こすアクションを明確に示すことも重要となります。

まとめ

新卒採用イベントを活用して求人を獲得しましょう

新卒採用イベントによる効果や、実施におけるポイントについてお分かりいただけたでしょうか。新卒で採用した人材は、しっかりと育成することで将来的に企業を担ってくれる人材になることも期待されます。多くの企業が集う新卒採用イベントにおいては特に、自社ならではの魅力を伝えることが大切です。また、学生の不安を解消しようという姿勢が企業への印象を大きく向上させるでしょう。新卒採用イベントを効果的に活用することで、企業の将来を担う人材からの求人応募をさらに増やしていきましょう。

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