記事更新日:2019年01月31日 | 初回公開日:2018年05月16日
人事・労務お役立ち情報採用における母集団とは、簡単に言うと、自社の求人に対する候補者層のことです。したがって、母集団形成とは、自社の求人に対して興味を持っている人や応募してくれる可能性のある人を含め、候補者層を作り上げていくことといえます。
人手不足の現在、母集団の中の数に意識が向きがちではないでしょうか。しかし、本当に成功する採用に至るためには、母集団形成をした中にどんな人が含まれるかという点を重要視していくことが大切です。採用活動の効率性を高める上でも大切な視点となります。自社の求める人材とのマッチ度の高い人の割合が高いことが、母集団の質の良さ、高さといえるでしょう。
母集団形成の手法としては、現在はかなり多様化が進んでいるようです。転職市場にあるあらゆる方面から情報をキャッチし、各企業で工夫を凝らした母集団形成が行われています。ここで一般的な母集団形成の手法をご紹介します。
転職サイトに自社情報や求人内容を掲載して、自社認知度を得て応募を集めます。母集団の数を確保するにはもっとも有効な方法だと考えられます。
人材紹介会社やヘッドハンターに求人内容を伝え、登録者の中から適任者を紹介してもらいます。数は紹介される登録者に絞られるため少なくなりますが、質は確実に向上します。
Facebook、LinkedIn、Twitterなどを使い、目に留まった人材に直接アプローチするダイレクトリクルーティング手法です。攻めの手法として現代の採用活動での有効性も高まっています。
自社についてよく理解している社員やOBなどに、知人を紹介してもらう手法です。上記でご紹介した手法だとほとんどの場合、まったくゼロから知り合うことになります。社員という双方を知り、伝えてくれる中継者がいることで、採用確率が高い手法となってきているようです。
母集団形成の質を高めるには、企業や自社の求人が求めている人物像を明確にすることが重要です。その人物像をターゲットとし、自社PR、求人広告を公開していくようにします。
ターゲットが明確になると、そのターゲットにあてはまる人材が、いつ、どこで、どんな手法を利用して就職活動をしているのかが分かります。それに応じた、時期、場所、手法を適用することで、マッチ度の高い人材が集められるでしょう。
採用活動にもマーケティングが必要な時代になってきています。時代の変化、転職市場で活用される媒体の多様化や発展スピードも高まっているため、ターゲット人材の趣向、動向も常に変化しています。今、自社が求めている人材の視点がどこにあるのかに絞り込んでアプローチにつなげましょう。転職市場の情報にアンテナを張り、時期や告知などのスケジューリングを行っていくことが大切です。
ターゲットを決め、マーケティングで流れまでが見えてきたら、シミュレーションを行いましょう。ターゲティングとマーケティングの情報があることで、シミュレーションしやすくなっているはずです。これにより、準備の精度を格段に上げることができます。
人数、必要な資料の種類や内容、会話やキャッチアップの方法なども想像しやすいはずです。現在どのような就職活動をおこなってるのかの情報を得ることも可能だと思います。このシミュレーションを活かして、母集団形成の進捗を管理したり、質を高めたりすることに役立てていきましょう。
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