企業にとってオヤカクは必要か?【内定辞退を防ぐオヤカク対策とその方法】

記事更新日:2020年05月25日 初回公開日:2019年04月23日

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1971年~1974年の第二次ベビーブームから出生数の低下が始まり、平成元年の合計特殊出生率は有名な「1.57ショック」を記録し、2005年には過去最低の「1.26」を記録しました。紛れもなく我が国は少子化に突入しています。当然、親としては、旧来と比較し、現役世代にのしかかる負担は大きくなったと危惧していると言えるでしょう。そこで、安定した職場か否か、福利厚生は他社と比較して整っているのかなど、労働者である子供以上に気にすることがあります。そこで子供の就職活動に干渉し、企業も対応せざるを得ない現状となっています。そこで、企業として取り得る対応を考察しましょう。

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オヤカクとは

企業が親に内定承諾の確認をする行為

オヤカクとは、企業が親に内定承諾の確認をする行為です。この問題が根深い理由として、労働者以上に親の方が企業の対応やそもそもの企業理念などに「ダメ出し」をし、最悪の場合クレームにまで発展する事態が確認されています。本来、親世代の現代の子供世代ではビジネスモデルや人事制度も全く異なっていると言えるでしょう。日本の三種の神器とされる「終身雇用・年功序列・企業内(別)労組」には懐疑的な意見も漏れています。その中で、自身の現役世代と同じような目線でとらえてしまうとそもそも適切な判断は難しい場合も多いと言えるでしょう。

親が原因での内定辞退を防止するために取り組みが進んでいる

親が原因での内定辞退を防止するために取り組みが進んでいる企業について考えてみましょう。オヤカクは、今後も時代の流れとともに変化し得ると考えますがそれは未知数です。代表例として、企業情報を送付することです。どのような企業なのかなど、可視化されると疑念が薄らぐことは日常生活でも言えることでしょう。これはオヤカク対策としても有効です。また、他の手段では、電話での挨拶を行うことでしょう。会社の窓である人事担当者の声を聞くことで、極端なバイアスに苛まれていた場合、感情がフラットになることがあります。内定辞退を受け、再度の募集をかけるに比べると費用対効果は決して悪いとは言えないでしょう。

企業がオヤカクをする理由

親への確認をすることで内定辞退率を低下させる

オヤカクをする理由として最も挙げられるのは、親への確認をすることで内定辞退率を低下させることです。そもそも労働力人口の低下を避けることは不可能であり、人事採用戦略においても「量」から「質」へ転換せざるを得ないでしょう。そこで、(時期にもよりますが)労働力としてカウントしていた人数が内定辞退という理由で穴があいてしまうと新たな補充にリソースを注がなければならなくなります。当然、足元を見られないよう求人票に記載する訴求ポイント、それに従事する時間的及び人的リソースは無視出来ないでしょう。オヤカクはこれを避ける為の一手段と言えます。

少子化などの影響で子供の将来に干渉している

なぜ、オヤカクが内定辞退回避の為の一手段となるに至ったのかを考察しましょう。まずは、少子化などの影響で、子供の将来に干渉していることが推察されます。子供の数が多いと干渉しないというわけではありませんが、少ないがゆえに親の期待が大きいことは想像できるでしょう。また、内定辞退の理由を聞いたところ、親が原因で辞退したい旨の申し出も一定数あることから、看過できない状況です。そして、高度経済成長期を生きてきた現代の親世代は、大企業イコール安定とのバイアスに苛まれていることも多いです。よって、中小企業であればあるほど、(内定辞退が発生した場合の対応も含めて)重要と言わざるを得ません。

親が子どもの就職で気にしている事

ブラック企業に入社して子供が大変な思いをしないか

親が気にしている事として、ブラック企業に入社して子供が大変な思いをしないかとの考えはむしろ妥当な考えとも言えます。昨今、大手有名企業でも過労による自殺も知らないという親は少ないと言えるでしょう。特に新卒でブラック企業に入社してしまうと、社会経験がない為にそれが普通であると錯覚し、疑問を呈さずに黙々と働いてしまうことも予想できます。一定の経験値のある親であれば、可能な限りそのような会社を見極めることも出来るでしょう。そして、「子供の内定の度に干渉する」又は、「直感的に干渉する」ようになると推察します。

大手企業に入社して欲しいと考える親が多い

オヤカクせざるを得ないケースの特徴として、大企業に入社して欲しいと考える親が多いことが挙げられます。これは、日本の三種の神器とされる「終身雇用・年功序列賃金・企業内(別)労組」は、言うまでもなく大企業の方が保証出来得る体力を備えていると言えるでしょう。そうなれば、子供の就職先が中小企業となってしまうと、万が一、有事の際に解雇を始め、安定した雇用がなくなってしまうのではないかと危惧していると推察します。解雇などは法的にも厳しい要件が課されますが、特に中小企業では、会社存続の為に「背に腹は代えられない」との状況もあり得るでしょう。

オヤカクをする際のポイント

企業への理解を深めてもらうために継続的に確認する

オヤカクをする際のポイントとして、企業への理解を深めてもらうために継続的に確認することが挙げられます。特に初対面を含めて接触回数が少ないうちは、警戒心が先立ち、親の立場としても、疑心暗鬼にならざるを得ないことも多いでしょう。時代の流れである簡素化・合理化に逆向しているとの意見もあろうかと考えますが、デリケートな部分である為に、内定辞退の発生と比較考慮するとやむを得ないと言えます。継続的に実施する際にも、同一の担当者から、又、敢えて回数を重ねるごとに上級職位の者からアクションを起こすのかも含めて準備を進めるべきでしょう。

不信感を抱かせないように過度なオヤカクは避ける

オヤカクを行う企業としては、逆に不信感を抱かせないように過度なオヤカクは避けることも考慮すべきでしょう。人手不足ゆえにどうしても入社してもらわなければならない状態と推察された場合、恒常的な残業生活をイメージされてしまうことも考えられます。それは企業としては、マイナスイメージと言わざるを得ないでしょう。入社後は新入社員として仕事を覚えることが第一義的義務となる為に、子供から異論を唱えることは困難と言えます。よって、「過度」に当たるか否かの線引きが非常に難しいと言えるでしょう。これは、主観的判断にならざるを得ない為に相手の声のトーンなど主観的情報を集めることで対応すべきです。

具体的なオヤカクの例

パンフレットやDVDで企業案内を送付する

具体的なオヤカクの例として、パンフレットやDVDで企業案内を送付することが考えられます。視覚的情報を得ることで今まで自身で受けた情報を基にイメージングしていたものに変化を生じさせることが可能と言えるでしょう。よって、一定の製作費用や人員投入による人件費の発生はやむを得ないと言えます。万が一内定辞退が発生した場合の先行投資と考えられるかも経営層と十分な議論が必要でしょう。また、当該製作物は、オヤカク以外にも代替可能な余地を残して製作するのであれば、十分なバッファーが備わっており、多角的な営業展開も可能であると考えます。

自社製品を送付する

オヤカクを行う場合の一手段として、自社製品を送付することがあります。これは、入社後に子供が手掛ける自社製品を送付することで単なる訴求に留まらず、組織の一員として従事する具体的イメージをしてもらうことが可能と言えるでしょう。しかし、電話などと比較して、費用過多となる点は否めません。特に中小企業の場合、景気の変動による影響も無視し難いことから、永続的に実施するのではなく、世情や自社の経営状況を鑑みて実施すべきです。オヤカクはあくまで一手段であり、目的ではありません。身の丈にあった手段を講じるべきでしょう。

親に向けた企業説明会を行う

オヤカクの一選択してとして、親に向けた企業説明を行うこともあります。自身の肌で感じ取ってもらい、「感情に訴える」手法です。しかし、今後はアフターコロナの見地から、企業の3密回避努力は社会的責任とも言えるでしょう。その場合、ソーシャルディスタンスを保ちながらの企業説明は比較的大きめの会場を確保することも求められます。その場合は費用過多となる点が否めません。しかし、オフラインに拘らなくとも、オンラインでの企業説明も選択肢となるでしょう。その場合、録画されているリスクも踏まえて、発言内容には十分に注意する必要があります。

採用ページに親向けページを設ける

自社の採用ページに親向けページを設けることも一定の安心を提供出来ると言えるでしょう。特に入社後の声などは、多くの場合、依頼を受けた側も学生時代との違いや、仕事を通じた成長を記載することが多いことから、自身の子供とも重ね合わせることができます。ブラック企業に反対する親は多いものの、成長できる環境に反対する親は少ないでしょう。親向けページで自社の透明性を担保し、かつ、成長出来る環境であることを示すことが出来れば、身を投じることに疑問符をつける親は少ないと言えるでしょう。また、アクセス権限を親に限定することで、一種の特別感も付加することが可能です。

両親へのご挨拶電話を入れる

オヤカクの選択肢として、両親へのご挨拶電話をいれることもあります。最も警戒すべきリスクとして、母親は了承したものの、父親が入社を否定する場合も想定できます(逆もしかり)。家庭内での力関係や同居別居の問題もあることから実態として、画一的な実施が困難な場合も想定されますが、一つのリスクヘッジ策として整備しておいて損はないでしょう。留意すべき点として、電話する時間帯は配慮すべきでしょう。両親が共働きの場合は、そもそも夜間しか連絡が取れない場合も想定されます。しかし、21時を過ぎての連絡は常識を疑われることもあり得る為に、留守番電話を活用したいところです。

内定式の写真を送付する

オヤカクの一選択肢として、手紙などで内定式の写真を送付することが挙げられます。これは入社後であっても親の進言を契機として退職に至る場合がある為です。オヤカクは多くは内定辞退のリスクが顕在化する前の対策ですが、時系列で考えても、入社後の方が圧倒的に時間は長いでしょう。そこで、内定式の写真を送付することで、疑心暗鬼であった心境から背中を押す心境に変わることが想定されます。しかし、いつまで送付するのか?という議論も浮上するでしょう。その場合、労働統計上も大卒より高卒の方が早期の離職率が顕著なことから、学歴に応じて考えるのも妥当な案と言えます。

内定辞退を防ぐためにオヤカクを取り入れましょう

我が国は、第2次ベビーブーム以降、出生率の低下が著しく、男性の育児休業取得率も進んでいない状況です。子の数は減少の一図を辿り、当然、我が子への期待は膨らむことが予想されるでしょう。そのような現代において、親であれば、可能な限りよりよい環境でキャリアパスを描いてほしいと願うものです。その願いが必ずしもwin-winとはなり得ないことも多いでしょう。その一つとして、子の就職活動への過度な干渉です。子が希望しても親の反対が決定打となり、やむなく内定辞退するケースが毎年生じています。オヤカク自体は目的ではなく、手段に過ぎませんが、内定辞退を防ぐためにオヤカクを取り入れましょう。

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