出戻り社員の採用ってどうなの?【メリットやデメリット】

記事更新日:2020年04月20日 初回公開日:2020年03月16日

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前に一緒に働いていた社員をもう一度雇いたいと思ったことはありませんか。退職し、職場を辞めた人が、以前働いていた会社に再雇用され働く、出戻り社員が現在増加しています。出戻り社員を雇用することで、企業側にも、元社員側にも多くのメリットが生まれることから、多くの企業が出戻り社員を雇用しています。優秀な人材を確保するためにも、この記事を読んで出戻り社員についての知識を深め、これからの採用活動に役立ててください。

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出戻り社員とは

かつて働いていた会社に再雇用される人のこと

出戻り社員とは、以前働いていた会社に再雇用される人のことです。出戻り社員になる人には、退職した後、他社で働いていた人や、退職後に独立した人、育児や介護が理由で退職した人などがいます。特に他社で働いた経験や、独立をした経験がある人は、退職後スキルや経験を積んで、以前よりも更に優秀な人材になっていると考えられるでしょう。出戻り社員を再雇用する制度を設けている会社は少ないですが、退職した人をもう一度採用した経験のある企業は半数以上という調査結果も出ています。

出戻り社員が注目される背景

労働力不足

出戻り社員が注目される背景の一つに、労働力不足があります。今後の日本は、少子高齢化の加速に伴い、生産年齢人口の減少が問題となるでしょう。働き手の人口が減少することにより、年々採用活動が難航することが予想されます。出戻り社員を雇用するようになれば、採用活動をする際、採用窓口が増え、少しでも採用活動にかかる負担を軽減することができるでしょう。採用活動が難航している企業に特に、出戻り社員の雇用はおすすめできます。

教育や採用コストが抑えられる

出戻り社員が注目される背景の一つに、教育や採用にかかるコストを抑えることができる点があります。通常、新しく雇用する人には、幅広く教育する必要があります。しかし、出戻り社員を雇用する際、多くの企業が前と同じ部署に配属させることが多く、事細かに教育する必要はありません。また、出戻り社員を採用する場合、採用活動にかかる期間を短縮させることもできます。企業説明会や場合によっては書類選考、面接の一部を省くこともできるかもしれません。

出戻り社員の事情

転職してうまくいかなかった人

出戻り社員として会社に戻ってくる人には、転職後採用された会社でうまくいかなかった人も多いです。転職先で人間関係や労働環境、待遇面でミスマッチを感じていた人や、転職先でリストラされてしまった人もいます。特に就職先でミスマッチを感じていた人の中には、前の会社を退職するべきではなかったと後悔している人もいるでしょう。もう一度働きたいと思っている元社員にとっても、働き手や即戦力がほしい企業側にとっても、出戻り社員を雇用することは好都合だと言えます。

前の会社から戻ってきて欲しいと懇願された人

出戻り社員として会社に戻ってくる人の中には、前働いていた会社から戻ってきてほしいと懇願された人もいます。転職後更にスキルが上がった人など、スキルが高い人には給料を上げたり、待遇を良くして雇用することもあるようです。また、育児や介護が理由で会社を退職した人の場合は、プライベートが落ち着いてきた頃合いを見て、再雇用することも考えられるでしょう。

会社のメリット

即戦力として期待できる

出戻り社員を雇用する会社側のメリットの一つに、即戦力として期待できるという点があります。初めて雇用した人は、新人研修で学んだ後、仕事に慣れてもらうなど、一人前になるには時間がかかります。しかし、出戻り社員は一度働いたことがある人なので、会社のルールも知っていて、自分の仕事に慣れるのも早く、即戦力が期待できるでしょう。

採用後のミスマッチが少ない

出戻り社員を雇用する会社側のメリットとして、採用後のミスマッチが少ないこともあげられます。時間や多額の経費を使って採用活動をしたのにもかかわらず、入社した社員を見てミスマッチを感じたことのある企業もあるかもしれません。出戻り社員は今まで会社で働いたことのある人なので、人となりも分かり、安心して採用することができるでしょう。

会社のデメリット

既存社員から反発を受ける

 

出戻り社員を雇用する際の会社側のデメリットとして、既存社員から反発を受ける可能性がある点があります。再雇用したものの、部署内で裏切り者扱いされるケースもがあり、また退職してしまう人が少なからずいるのも現状です。出戻り社員を雇用する際は、既存社員からの反発をできる限り防ぐために、会社側は社内環境を整えることが必須だと言えるでしょう。

以前と同じ成果を出してくれるとも限らない

出戻り社員を雇用した際のデメリットとして、以前働いていた時と同じ成果を出してくれるとは限らないという点があります。退職してから出戻り社員として復帰するまでに、時間が空いてしまった人は特に注意が必要でしょう。会社や仕事内容は、時間が経つごとに少しずつ変化していきます。変化にうまく対応することができないと、以前よりも成果が下がってしまうことも十分考えられます。出戻り後仕事に慣れるまでは、出戻り社員のカバーをする必要があるでしょう。

社員のメリット

知っている会社で働く安心感

 

出戻り社員として雇用される社員側のメリットとして、知っている会社で働くことによって、安心感を感じられる点があげられます。退職し、転職しようと思っても、転職に失敗したくないという思いを持っている人は多いです。今までに働いたことのある企業で働くと、仕事内容や職場の雰囲気なども分かっているので、安心して働くことができるでしょう。出戻り社員として雇われ、再度同じ職場で働くと、実家のような懐かしさを感じる人も多いようです。

客観的な視点から経験を活かせる

出戻り社員として雇用される社員側のメリットとして、客観的な視点から、前の職場での経験を活かすことができる点があります。退職後、別の会社で働いていた人は特に、新鮮な目で客観的に、現在の会社の問題点を見つけることができるでしょう。また、転職先での経験や知識を生かして、他社と比較したり、他社のノウハウを取り入れることもでき、社内に新たな風を吹かせることもできるかもしれません。別会社で働いていた時に身に付けたスキルが、出戻りした会社で発揮することもあるでしょう。現在は、グローバル社会が加速しています。転職先の会社で英語対応をする機会があった人は、英語のスキルが磨かれ、今後仕事を遂行する中で英語対応のスキルを活かすことも可能です。出戻り社員でしか分からない客観的な視点は、今後の会社の成長にとって欠かせないものになります。積極的に出戻り社員を雇用し、会社の発展に役立てましょう。

社員のデメリット

同じ雇用条件で採用してくれるとは限らない

出戻り社員として雇用される社員側のデメリットとして、同じ雇用条件で採用してくれるとは限らないという点があります。退職したタイミングと再雇用されるタイミングとで、会社の方針や売り上げが変わっていることもあるでしょう。また、出戻り社員のスキルによっては、以前と同じ雇用条件で働けるとは限りません。そして、在籍期間の長い社員と、出戻り社員との給料や待遇を同じにしてしまうと、社内で出戻り社員への反発が強くなってしまう可能性もあります。社内の不満を抑えるためにも、雇用条件が変わる可能性があることを出戻り社員側は懸念しておく必要があるでしょう。特に、出戻り社員として働いていても、入社一年目の社員と同じ待遇になったり、契約社員として働き始めること場合も、企業によってはあるようです。実際に出戻り社員として雇用する前に、雇用条件を会社と出戻り社員との間で、相談しておくべきかもしれません。

成果に対するプレッシャー

 

出戻り社員として雇用される社員側のデメリットとして、成果に対するプレッシャーを感じやすいという点があります。元社員が出戻りを志望する動機として多いのが、以前一緒に働いていたときの上司や同僚、社長や経営陣からの推薦です。どうしても推薦となると、成果を上げなくてはいけないと必要以上にプレッシャーを感じてしまう人も多いでしょう。再雇用した出戻り社員の職種は、営業や技術系が多いとも言われており、目標や成果を重視される職種です。また、前に一緒に働いていた社員たちと一緒に働くようになり、見栄を張ってしまう人も多いようです。出戻り社員として帰ってくるまで時間があった人は特に、自分の同僚や部下が自分よりも上の立場になってしまっていることも十分ありえます。早く仕事の感覚を取り戻さないとと、精神的に疲れてしまう人も少なからずいるようです。

出戻り社員の採用事例

事例1:江崎グリコ株式会社

一度退職した社員の“出戻り“を認める「カムバック制度」

 

江崎グリコ株式会社では、一度退職した社員の出戻りを認める、カムバック制度を2008年から導入しています。江崎グリコでは、年代や、性別、国籍、職種に関わらず、中途採用を積極的に行っています。実際に2018年は正社員のうち、28パーセントが中途採用の社員。企業風土や文化を一新させるため、また即戦力に期待して、中途社員を多く雇用しているようです。江崎グリコのカムバック制度を使うと、転職や結婚、育児が理由で一度退職をしても、もう一度正社員として雇ってくれます。カムバック制度の対象となるのは、勤続年数が3年以上あり、退職してから10年以内の元社員。年齢制限は設けられていないので、年齢が原因で転職に困っている人には、特におすすめできるでしょう。また、待遇面や役職は、退職後のキャリアによって決められるので、転職後他の企業でスキルを磨いた人にも、江崎グリコ株式会社のカムバック制度はおすすめできます。

事例2:丸紅株式会社

一度退職した社員の再入社にも対応

丸紅株式会社では、一度退職した社員の再入社にも対応しています。2018年、丸紅の総合職社員の中で、中途社員は全体の約9パーセントの320名。2018年から遡り10年間は、約220名が中途社員として働いていることから、丸紅も積極的に中途社員を雇用していると言えるでしょう。丸紅は即戦力の確保を目的に中途採用を行っています。特に、新卒採用では獲得できないような、CPAや弁護士といった合格難易度の高い資格を保有している人や、専門的な知識や経験を持っている人の獲得を試みています。また、丸紅の評価制度は勤続年数やこれまでの職歴ではなく、完全実力主義。転職先で高度なスキルを身に付けた人は、丸紅で出戻り社員として働くこともおすすめできます。役職者や役員への登用の実績もあることから、丸紅で更に自分の実力を高めることができれば、これまで働いた期間が短くても、昇進することができるかもしれません。

出戻り社員採用は採用チャネルの一つになりつつある

出戻り社員の採用は採用チャネルの一つになりつつあります。出戻り社員を雇用する上で、会社側も元社員側もデメリットと感じることもあるかもしれません。しかし、会社の発展のために、出戻り社員を雇用している企業が増えているのは事実です。特に、即戦力や客観的視点は、出戻り社員でしかできない特権です。採用活動時や教育時の時間や人件費のコストを削減するためにも、一度出戻り社員の雇用を検討してみてはいかがでしょうか。

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