早期選考とは【早期選考を実施するメリットや実施している企業を紹介します】

記事更新日:2024年09月27日 初回公開日:2024年09月27日

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近年、新卒採用においては早期選考が頻繁にみられるようになっています。日本は少子高齢化社会を迎えており、新卒市場はいわば売り手市場となっており、新卒の就活生の取り合いが企業の間で起こっています。そのため、企業はいち早く内定を出して優秀な学生を取り込むことに重力をします。結果、早期選考が増えています。本記事では、この早期選考について就活生が受けるメリットやそうした企業の探し方などのご紹介をします。26卒の就活生の方は是非ご一読下さい。

早期選考とは

就活解禁前に選考を開始すること

早期選考とは、就活解禁前に選考を開始することを指します。企業は、優秀な学生をいち早く囲い込み採用したいという意図があります。そのため、就活が解禁する前から採用活動をスタートさせます。早期選考を実施する企業は、大学3年生の10月頃からエントリーや面接が開始され、就活解禁の3月には内定を出していることが多いです。また。早い企業の場合、3年の夏頃から選考をスタートすることもあります。サマーインターンシップが開催され、参加した学生が早期選考に進めるといった流れが多いといえます。

早期選考を受けるメリット

本選考の練習ができる

就活生が早期選考を受けるメリットとは何でしょうか。まず、本選考の練習ができることが挙げられます。特に、日系の大企業を志望している就活生は、選考時期が4年の4月から6月にかけての時期に多く選考があります。彼らに取っては、外資系企業やベンチャー企業の早期選考でエントリーシート提出や面接を受けられるので本命企業の本選考の練習になります。もし早期選考に落ちた場合は、自分のどこが悪かったのを把握でき改善につながります。模擬面接などの練習も大切ですが、早期選考のような本番に挑戦してみることも重要でしょう。

心に余裕ができる

早期選考を受けるメリットとして、心に余裕ができることが挙げられます。先ほど述べたように、早期選考を受けることで本選考前に面接やWebテストなどの一連の流れを実戦形式で体験できるため心に余裕が生まれます。また、本選考を受ける前に1つでも内定を持っていれば、安心して選考を受けられます。内定が出るか心配な就活生は、早期選考会に参加して早期内定を獲得することが好ましいです。また、内定を持つことで、他社の選考を受ける時にも自分には内定があると心の余裕ができ、自信をもって自己PRをできるでしょう。

早期選考を実施している企業

外資系企業

早期選考を実施している企業として、外資系企業が挙げられます。外資系企業はいくつかに分類することができます。外資系コンサルの企業は大学3年生の春ごろからエントリー可能な企業も多く、夏には内定を出し始めます。1月にはエントリー受付を終了する企業もあるので、早めの対策が必須です。外資系金融も外資系コンサルと同様に、選考時期が早く、早ければ大学3年生の夏に内定を獲得できます。好待遇や規模の大きい仕事に携われるという点で人気があり、優秀な学生も多くエントリーします。そのため、入念な準備と対策が必要になります。

総合商社

早期選考を実施している企業として、総合商社が挙げられます。日系総合商社は基本的に6月1日の面接解禁に合わせて内々定を出しますが、インターンやOB・OG訪問などで見つけた優秀な学生にはそれより早く内々定を出すケースがあります。大学3年生の夏・秋・冬とインターンをおこなっており、早期選考にエントリーするために参加は必須です。また、OB・OG訪問から早期選考に案内されるケースもあります。1人ではなく複数人のOB・OGと話して熱意や強みをアピールすることが重要です。

日系金融

早期選考を実施している企業として、日系金融企業が挙げられます。日系金融も基本は6月1日の面接解禁に合わせて内定を出し始めますが、インターンで活躍を見せた学生には早期選考を案内して、内々定を出すケースがあります。冬のインターンが終了すると、早期選考が本格化します。また、エントリー後にESの内容次第でリクルーターがつくこともあります。面談を複数回実施した後に早期選考に案内されるケースもあります。このケースの早期選考は、面接解禁よりも早い選考という意味で使用されるので、大学4年生の4月・5月あたりに内々定が出ます。

テレビ業界

早期選考を実施している企業として、テレビ業界が挙げられます。テレビ業界の採用活動は日系企業の中でも早い時期に実施されます。特に、東京を拠点とするキー局と大阪を拠点とする準キー局は遅くとも外資系企業と同じ大学3年生の春から準備を始めることが必須です。その中でも、職種で言えば製作スタッフ、アナウンサーなど職種を問わずに選考時期が早いのが特徴です。大学3年生の秋には本選考が始まります。大学4年生の春にはすでに次年度の採用活動に向けて動いている局が多いです。

ベンチャー企業

早期選考を実施している企業として、ベンチャー企業が挙げられます。ベンチャー企業には通年採用を導入しているところが多くあります。通年採用とは、年間を通して採用活動をおこなうことです。3月にエントリーを開始し6月に面接を解禁する日系企業の多くが実施している採用活動とは形態が異なると言えます。また、インターンを選考フローに組み入れていることもあります。インターンで一定以上の成績を残せば、次の選考フローに進むことが可能です。そのため、夏のインターン終了後に面接があり、秋・冬には内定を獲得できるケースが多いです。

早期選考を実施する企業の探し方

逆求人サービスを利用する

早期選考を実施する企業の探し方として、逆求人サービスを利用することが挙げられます。逆求人サービスとは、登録した就活生のプロフィール情報を見て自社の選考を受けてほしい企業から、オファーが届くサービスのことを指します。Offerboxやビズリーチキャンパスなどがそれに該当します。逆求人サービスは企業側がアクションを行うため、学生にとって内定獲得の確度が高い企業に出会え、効率的に就職活動を進めることができるでしょう。そして、早期選考を実施する企業を見つけることができるチャンスにつながります。

インターンシップに参加する

早期選考を実施する企業の探し方として、インターンシップに参加することが挙げられます。インターンシップは短期・長期のものなど、さまざまな種類があります。これらに参加して実務に近い就業体験をすることで、仕事内容や入社後のイメージを具体的に持つことができます。大学3年生の夏から冬にかけて行われていことが多く、企業によってはインターンシップの評価次第で学生を早期選考へ案内したり、通常とは異なる選考プロセスを用意したりするなど、選考要素を含む場合があります。つまり、早期選考へのチャンスをつかめると言えます。

就活イベントに参加する

早期選考を実施する企業の探し方として、就活イベントに参加することが挙げられます。早期選考を行う企業が集まり、会社説明会と選考が合わさった採用直結型のようなイベントがいくつか開催されています。志望企業以外で、早期選考を行っている企業を知るきっかけになるのはメリットです。一方で、もし選考をともなうイベントに参加する場合は、準備不足にならないよう、参加前までにある程度、業界研究・企業研究や自己分析を行なっておく必要があります。

OBOG訪問を活用する

早期選考を実施する企業の探し方として、OBOG訪問を活用することが挙げられます。志望度の高い企業にあなたの大学のOB・OGが勤めている場合は、紹介を受けることで早期選考に参加できるかもしれません。選考に進む場合は、OB・OGと密にコミュニケーションを取り、企業側に自分をアピールしてもらえるように働きかけてみるといいでしょう。ビズリーチキャンパスや大学のキャリアオフィスなどでは、OBOGを探すことができる可能性があるので活用することをおすすめします。

早期選考のために準備すること

自己分析

早期選考のために準備することとして、自己分析が挙げられます。選考のタイミングが早くなっても、企業はあなたという人物をしっかりと理解し、入社後に活躍してくれる人材であるかを見極めるという選考の流れは本選考と変わりません。選考の場で自身の魅力や入社して何を成し遂げたいのかを明確に伝えられるように、自分自身をしっかりと振り返り理解することが大切です。

企業分析

早期選考のために準備することとして、企業分析が挙げられます。志望している企業の特徴や競合との違い、業界がどのようなトレンドなのかを理解することが重要です。選考の場ではなぜ当社を志望したかは必ず聞かれます。これは早期選考であっても通常の選考であっても同じで、応募してきた学生の熱量を推し量る意味で面接官は質問します。業界・企業分析を行えていない場合には表面的な回答になり、入社意欲を十分に伝えきれないでしょう。

ESを作成する

早期選考のために準備することとして、ESを作成することが挙げられます。ESでは多くの場合、文字数の制限が課されているケースがあり、いきなり書こうとするのは難しいです。まずは自己分析で自分自身をしっかりと振り返ります。そして、強みやキャリアに対する考えが志望する企業でどのように活かせるのかを整理するようにしましょう。完成したESは他の人にも見てもらい、伝えたいことがしっかりと文章で整理されているかを確認してもらいましょう。

面接対策

早期選考のために準備することとして、面接対策が挙げられます。面接では面接官と対話をしながら自身の考えや思いをうまく伝える必要があります。つまり、面接官の質問に対し端的に回答し、双方向のコミュニケーションが発生するように心掛けることが重要です。結論を最初に伝えつつ小出しにしながら、面接官から多くの質問を引き出すよう意識しまょう。面接での評価が低い場合、どれだけ魅力的なESを書いても、企業分析をしても内定を獲得するのは困難です。面接官との会話を意識しながら面接に臨みましょう。

筆記試験対策

早期選考のために準備することとして、筆記試験対策が挙げられます。早期選考においても本選考と同様に筆記試験が課されるケースがあります。玉手箱やSPIが基本ですが、中には会社独自に課すテストも存在します。特に早期選考の場合には筆記試験対策が出来ていない就活生も多いので、差をつけるためにもしっかりと対策を行なっておくと良いでしょう。過去問や予想問題集を参考に対策を進めましょう。

まとめ

早期選考の対策をし就活を有利に進めよう

早期選考は、本選考の練習や本選考の前に自信をつけておく点で就活生が是非参加すべきと言えます。今回ご紹介した早期選考を実施する企業や早期選考を行なう企業の探し方を是非参考にし、早期選考を積極的に行っていきましょう。また、早期に選考を開始するということはそれに伴い早期の就活の準備も必要となります。ES対策や面接対策、筆記試験対策などを欠かさずに行い早期選考での内定獲得を目指しましょう。最後までお読みいただきありがとうございます。

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