おすすめの1on1ツールは?【目的ごとに選び方をご紹介します】

記事更新日:2023年02月08日 初回公開日:2023年02月08日

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部下としっかりコミュニケーションを取るために、1on1ミーティングを行っている企業は多いのではないでしょうか。部下の成長も促進することが出来るとして、運用が一般的になってきているのが1on1ミーティングです。しかし定期的に回数を重ねるごとにマンネリ化してしまうかもしれないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回は1on1ミーティングを行う上で、1on1ツールの機能や選び方について解説していきます。1on1ツールの導入を考えている人事担当者の方は、参考にしてみてください。

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1on1ツールとは

1on1を効率化する機能が備わったツール

1on1ツールとは、1on1を効率化する機能が備わったツールのことです。1on1は、人材育成方法の一つで上司と部下がペアになって定期的にミーティングを行っていく方法で、導入する企業が増えてきています。基本的に部下の成長を促すための方法として用いられることが多く、業務外の事等もミーティングを重ねることでモチベーション維持や離職率の低下などに繋がると言われています。1on1ツールには、日程調整機能だけでなく実施したMTGの内容記録・共有などが出来る機能もあり便利なツールです。

1on1の目的

上司も部下も働きやすい環境を作る

1on1の目的は、上司も部下も働きやすい環境を作ることです。日本では少子高齢化が進み、労働人口が年々減少しています。更に入社した会社に退職まで勤めるということは薄れてきており、転職を行う人が増えています。それにより企業側は今居る従業員を自社に引き留めておくため、様々な工夫が必要です。その為の手段として1on1を行い、上司は部下の考えやニーズなどを吸い上げることが可能です。部下も上司と定期的にコミュニケーションを取ることで、不安や不満などが溜まり辛くなりお互いに働きやすい環境を作ることが出来ます。

1on1ツールの主な機能

日程調整をする

1on1ツールは、日程調整が出来ます。ミーティングの日程を調整するためのカレンダーは、どの1on1ツールにも付いている基本的な機能です。ミーティングの候補日をいくつか選んで送ることが出来たり、上司からではなく部下から希望日を送るという機能もあります。事前に実施する日時が決まっている場合は自動で設定してくれたり、ミーティングの前になるとリマインダーを出してくれるものもあります。外部のカレンダーだけでなく、Googleのカレンダーと連携出来るものもある為自社に合ったツールを活用しましょう。

事前アンケートやフォーマットの作成をする

1on1ツールでは、事前アンケートやフォーマットの作成を行うことも可能です。1on1ツールでは、上司からアンケートを部下に向けて共有したり、部下が話しておきたいことについてフォーマットにまとめ上司に共有できる機能があります。1on1はコミュニケーションを取る場として活用されることが多い為、話すことが事前に決まっているわけではありません。個人任せにしてしまうと、話す内容にばらつきが出てしまう為、ある程度フォーマットを作成しておくことが大切です。

ミーティング内容の記録とフィードバックの送信を行う

1on1ツールを使うことで、ミーティング内容の記録とフィードバックの送信が出来ます。1on1を行う上で、記録管理は欠かせません。1on1を実施する頻度により、前回の内容を忘れてしまっている場合もあります。1on1の度に前回の振り返りから行っていると、実施する時間が少なくなってしまいます。ツールの中に記録として残しておくことで、今までの内容をすぐ振り返ることが可能です。フィードバックを送ることによって、実施日や内容を紐づけやすくなります。

人事評価と連動させる

人事評価と連動させることが出来るのも、1on1ツールの機能の一つです。1on1は人事評価を目的とする場ではありません。しかし評価や業務などを別として、しっかりと部下について知ることが出来る場として活用できる為、数字で示される業務の成果とは別に姿勢や行動等に対する評価の基準となります。部下の考えや行動をしっかりと把握した上で、評価と連動させ部下に共有を行うと評価内容に納得を得やすくなります。内容を社内に共有しておくことで、直接関わることが無い人も参考にすることが可能です。

組織全体の実施状況を分析する

1on1ツールの機能を使って、組織全体の実施状況を分析することも可能です。1on1ツールは、上司が部下について詳しく知るために活用されることが殆どですが、人事部や経営陣がマネージャーを管理する手段としても使われます。1on1の運営をマネージャーに一任しすぎてしまっていると、実際には定期的に行っていなかったり部下としっかりコミュニケーションが取れていなかったりすることがあります。そう言った事態を防ぐためにも、組織全体の実施状況は確認出来るようにしておきましょう。

1on1ツールの選び方

目標や評価査定を効率的に管理したい場合

1on1ツールで、目標や評価査定を効果的に管理したい場合には、短期目標と中期目標を別管理できるものや、目標数値管理機能が付いている物を活用しましょう。目標や評価査定の管理などは、部下のマネジメントを行う上で欠かせません。しかし自分たちで管理を行うとなると情報量が膨大になり、負荷がかかりやすくなります。1on1ツールで管理することによって、マネジメントを効率的に行うことが可能です。目標や評価査定管理には、「Co:TEAM」や「HRBrain」等がお勧めです。

形骸化や質の低下を防ぎたい場合

形骸化や質の低下を防ぎたい場合には、「TeamUp」や「カケアイ」「シナジーHR」といった1on1ツールがお勧めです。1on1は運用していくにつれどうしても実施頻度が下がってしまったり、ミーティング内容が雑談ばかりになってしまったりして質が低下してしまう可能性もあります。そう言った事態を防ぐ為にも、実施期間を一定に保ってくれる機能や対話の質低下を防ぐためにトピックの事前共有を行う機能等を活用しましょう。

コンディション管理を効率的に行いたい場合

「INSIDES」や「WAKUAS」は、1on1ツールでコンディション管理を効率的に行いたい場合に利用しましょう。1on1ミーティングを行うことで、部下のコンディション管理にも役立ちますが、上司がその知識を持っていない場合もあります。そう言った時の為に、分かりやすいコンディション診断が行える機能が付いている物や、メンバーの状態が把握できるアンケート機能などがあります。コンディションを可視化することによって、様々なフォローを行うことが可能です。

おすすめの1on1ツール

MotifyHR

MotifyHRは、「従業員のエンゲージメントを最大限に引き出す」を強みとしている1on1ツールです。質問のテンプレート素材や、部下への質問設定を行える機能などが付いています。目標管理機能やOKR機能等も備え付けられているので、1on1ミーティングだけでなく目標管理を行う段階から部下へ改善を促すことも可能です。他にもエンゲージメントサーベイ等の機能もあり、機能が豊富に備わっていることが特徴です。料金プランも様々な為、企業に合わせて活用できます。

Co:TEAM

Co:TEAMは、目標管理機能等1on1を充実させるために様々な機能が搭載されているマネジメントツールです。個人やチーム、企業全体の目標に対しての進捗を可視化することが出来ます。チャットツールと連携することで、更新の催促や通知を自動化し1on1ツールの活用を浸透させていきます。日程の調整やフィードバックを行うことはどうしても手間がかかりがちですが、Co:TEAMであれば一括で管理することも可能です。料金プランも無料トライアルが付いており、最短2週間から導入出来る為気軽に利用できるツールです。

emochan

マネージャーの経験値に面談内容が左右されない1on1ツールが、emochanです。emochanは相互理解を深めることを大事にしており、経験が浅いマネージャーが面談を行っても質の高い1on1が実現できるようになっています。近況の共有や今後のキャリアについてなど、ツール内に準備されているテーマを選択しておくとemochanがボット機能を用いて1on1を進めてくれます。対話記録などもしっかりと出来るので、前回行った1on1を振り返りながら対話が可能です。

WAKUAS(旧1on1navi)

WAKUAS(旧1on1navi)は、1on1の記録管理やフィードバックを行うだけでなく、OKR管理・コンディションチェック等を行うのにも適したツールです。1on1を行っていく中で、「気づいたこと」を他のメンバーと共有する他に、フィードバックが欲しい時に気軽にリクエストを送ることも可能です。その為、チーム全体のコミュニケーションの活性化にも役立ちます。500人以上のプランなどもある為、従業員数が多い企業にピッタリです。

1on1ツール導入のメリット

ミーティングの質を高められる

1on1ツールを導入するメリットは、ミーティングの質を高められることです。ツールを活用して、事前にアンケートやフォーマットを作成し共有しておくことで、本質に沿ったミーティングを実施しうることが出来ます。ミーティングの記録やミーティング中に行ったメモの共有なども出来る為、ミーティング後に振り返りを行う際に活用することが可能です。部下のコンディション確認等も出来、状況に合わせて活用することでミーティングの質を高めることも出来ます。

可視化と継続が可能となる

1on1ツールを導入する事によって、可視化と継続が可能となります。どの1on1ツールを活用しても、メモ機能や録音機能等が装備されているため他の人が確認することも出来、評価などを行う際にも活用可能です。従業員の状況の可視化が出来ることにより、実態把握に繋がります。また1on1ツールでは、目標設定や今後のキャリアについてなど状況に合わせてカスタマイズすることが出来ます。それぞれに合わせて運用することで、1on1を継続しやすくなるメリットもあります。

1on1ツール導入のデメリット

コストがかかってしまう

1on1ツールを導入する際のデメリットは、コストが掛かってしまうことです。1on1ツールを利用しようとすると、約4~5万円程利用料が必要となります。利用する人数が増えれば増えるほど利用料は高くなり、コストを抑えようとすると必要な機能が付いていないといったことが起こってしまうかもしれません。1on1ツールを導入する前に、自社に必要な機能や1on1の目的などを明確にしておき自社に合ったツールを導入しましょう。

効果が数値として算出できない

1on1ツールは、効果が数値として算出できないデメリットがあります。1on1ツールは、他のツールと比べ直接売上や生産性などに関係する訳ではない為どれほどの効果が出ているか等数値化することは出来ません。導入を考えている場合には、従業員にアンケートを取るなどしましょう。ツールを利用せずに1on1を行っていて、従業員の満足度があまり高くない場合には1on1ツールを導入することで満足度を高められる可能性があります。

まとめ

1on1ツールを導入して効果的なミーティングを実施しよう

1on1ツールを導入するメリットや、お勧めのツールについて解説しました。働き方等が多様化したことにより、従業員一人一人に合ったフォローアップ体制などが必要です。1on1ツールを活用することにより、部下としっかりコミュニケーションを取れるだけでなく上手に活用することが出来れば、モチベーション維持や生産性の向上にも繋げることが出来ます。日程調整やフィードバック機能を上手く活用しつつ、1on1ツールを導入して効果的なミーティングを実施しましょう。

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