記事更新日:2022年01月14日 | 初回公開日:2022年01月11日
採用・求人のトレンド 人事・労務お役立ち情報 採用成功事例まず初めに採用ツールについて説明します。採用ツールとはその名の通り、企業が採用活動の際に使用するツールのことです。求職者に自社の選考に参加をしてもらい、入社をしてもらうためのコミュニケーションツールとも言えるでしょう。企業が自社情報や採用情報を求職者に伝えるために用いられます。具体的には自社採用サイト、求人情報サイト、パンフレットなどがあげられます。
従来の採用ツールは、紙媒体が主流で種類も限られていました。しかしデジタル化やIT化に伴い、採用ツール自体が多様化しています。特に近年は、求職者がスマートフォンやパソコンから企業に応募をすることがほとんどなので、デジタルに対応したツールの必要性が高まっています。デジタルの採用ツールの例として、SNSや採用管理システム、求人サイトなどがあります。今後もデジタル化の流れが続くことが予想されるため、企業もその流れに対応する必要があるでしょう。
次に採用活動でLINEを使う企業が増加している背景をいくつか紹介します。1つ目はコミュニケーションが気軽に取れることです。求職者にとって企業に電話をかけたり、メールを送るのは心理的なハードルが高いものです。しかしLINEであればチャット機能を使用して気軽にコミュニケーションを取ることが可能です。そうした使いやすさから採用ツールとしてLINEを導入する企業が増えています。
2つ目の背景は、情報を確実に届けられることです。仮にメールで連絡をした場合、スマートフォンの設定によっては迷惑メールに振り分けられてしまうかもしれません。また、電話の場合は、知らない番号からの電話は出ないという人も少なからずいます。一方でLINEはブロックされない限り、確実にメッセージを届けることが可能です。さらにLINEは送信者が明確なので、求職者が誤ってメッセージを破棄するリスクは低くなります。こうした点からLINEを活用する企業が増加したと言えるでしょう。
3つ目の背景は利用者数が多いことです。LINEは2011年にサービスが開始されて以来、日本国内を中心に順調に利用者数を増やしてきました。そして2021年12月の時点では利用者数は8900万人に上っています。特に若い世代はほとんどの人が利用しているため、他のSNSやチャットツールよりも多くの求職者にアプローチすることが可能です。そのため、近年は企業が公式アカウントを作り、求職者とコミュニケーションをとる機会も増えています。
自社に合った採用ツールを選ぶ際は注意点がいくつかあります。1つ目の注意点はターゲットにあわせて選ぶことです。自社が採用したい人材に合った採用ツールを選択しないと、採用活動の長期化やコストの増加といったデメリットを生み出してしまいます。年代や職種などの属性を細分化した上で、採用ツールの選択をすると良いでしょう。また、ターゲットの属性だけでなく、自社への認知度や志望度によってツールを使い分けるとより効率的な採用活動を行なうことが出来るはずです。
2つ目の注意点は長期的な目線で検討することです。採用ツールは採用活動としてだけでなく、企業のブランディングに活用することも出来ます。求人情報以外に社員や職場の雰囲気などを発信することで、応募者からの信頼や共感を得やすくなります。採用サイトや動画、SNSなどを利用して、積極的に自社のアピールとなる情報を発信すると良いでしょう。ただし情報を発信し続けなければ効果は得られないため、採用ツールを利用しながら長期的に取り組むことが必要です。
続いて採用ツールとしてLINEを利用するメリットは5つ紹介していきます。まず1つ目として、LINEはメールよりも手間がかかりにくいというメリットがあります。例えばメールであれば採用候補者からの問い合わせや質問などに対して一通一通返信しなくてはいけません。しかしLINEと連携をした採用管理システムを使えば、自動でメッセージに返信する機能もあるため、時間と手間を省くことが出来ます。今までメール対応に使っていた時間を他の業務にまわすことが出来るようになるでしょう。
2つ目のメリットはスピーディなメッセージのやり取りができることです。メールと異なり、LINEは定型文を使う必要がないため、短文ですぐにメッセージを送ることが可能です。もちろんお互いに敬語等を使うことはマナーとして必要ですが、それでもメールよりも気軽にやりとりをすることが出来るはずです。また、応募者だけでなく、企業側の返信スピードも上がるので、より効率的に採用活動を行なえるでしょう。
LINEを使用することで、応募者がメッセージに気づきやすいというメリットもあります。メールで応募者に連絡をすると、他のメールに埋もれてしまうことがあります。また、大学生などはメール自体をあまり使わないという人も少なくありません。しかしLINEであれば多くの人が通知をオンにしているので、メッセージに気づきやすくなります。さらに誰から送られてきたかも即時に判断できるので、返信率アップも期待できるでしょう。
4つ目のメリットは応募者が知りたい情報に簡単にアクセスできることです。従来の就活サイトでは毎回ログインが必要で面倒に感じたり、得たい情報にたどり着けないといった不満を持つ求職者が多くいました。しかし、LINEであればリッチメニューを使って企業の公式ページにアクセス出来たり、応募フォームの記入が出来るなど、求職者は気軽に操作をすることが可能です。この気軽さによって、エントリー数が増加したという企業も多くあります。
5つ目のメリットは応募者の志望度が分かりやすいことです。応募者の志望度はLINEの既読機能によって判断することが出来ます。例えば求職者に対してメッセージを送っても未読の状態が長く続いたり、返信がない状態である場合は、自社に対する志望度は高いとは言えないでしょう。反対に返信がすぐに来る場合は志望度が高いと判断できるので、個別のメッセージなどで手厚くフォローすることも出来ます。志望度が分かれば、それぞれに合ったアプローチが出来るので、より効率的な採用活動に繋がるでしょう。
最後にLINEと連携できる採用管理システムを紹介します。採用管理システムとは応募から採用までのプロセスを一元管理できるシステムを指します。まず最初に紹介するのは「MOCHICA」です。MOCHICAは人事担当者が選ぶLINE連携採用管理システムでナンバー1に選ばれています。また、月額5000円から利用できるため、初めての企業でも導入しやすいという特徴があります。サポートも手厚いため、多くの企業に選ばれています。
続いて紹介するのは「SONAR ATS」です。SONAR ATSはThinkings株式会社が提供する採用管理システム(ATS)です。現在までに900以上の企業が導入しています。SONAR ATSはLINEだけでなく、様々な求人媒体や連絡ツールと連携させることが可能です。また、応募者へのリマインド連絡やデータ集計などの手間のかかる作業を自動化することも出来ます。
3つ目に紹介するのは、株式会社Rootsが提供する「採用一括かんりくん」です。採用一括かんりくんは月額2万円から利用することが出来ます。このシステムではLINE@の専用アカウントを使用するので、従業員のアカウントを使う必要はありません。基本機能としてはエントリー管理や説明会・面接予約、採用フロー設計などがあります。基本機能に加えてオプション機能を付けることで、LINEを連携をさせることが可能です。
4つ目に紹介する採用管理システムは「Reworks cloud」です。Reworks cloudは、LINEとの連携を前提として開発されました。月額5万円から利用することができ、400社もの企業が既に導入しています。そしてこのシステムは「新卒採用」に特化しているという特徴があります。さらにメッセージのテンプレート機能や進捗状況の可視化機能などがあるため、採用に関する手間を省くことが出来ます。
最後に紹介するのは株式会社Donutsが提供する「ジョブカン採用管理」です。ジョブカン採用管理は月額8500円から利用することができます。30日間の無料お試しもあるので、実際に使用してから継続するかどうかを判断することが出来ます。さらにこのシステムはLINEのアカウントと連携させて候補者へのメッセージを送受信することが可能です。限定公開求人機能もあるので、リファラル採用をする際も活用することが出来るでしょう。
今回はLINEを活用した採用ツールについてご説明してきました。LINEを採用ツールとして導入することで、応募者がメッセージに気づきやすい、志望度が分かりやすいといった様々なメリットを得ることが出来ます。また、LINEと連携した採用管理システムを導入することで、採用活動のさらなる効率化を図ることも可能でしょう。今回紹介したLINEを採用ツールとして利用し、採用活動を成功させましょう。
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