面白いと感じる会社説明会の特徴とは【事例も解説します】

記事更新日:2024年01月31日 初回公開日:2023年12月20日

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人材不足が叫ばれる中、優秀な人材を採用するためには一つ一つの採用活動が貴重な機会といえます。会社説明会は、就活生に企業を印象付ける大きなイベントといえるでしょう。会社説明会の内容は、就活生のエントリーを左右するほど影響するため、他社と差別化した面白い内容に工夫することが求められます。では、会社説明会の内容を面白いものにするためには具体的に何をすればいいのでしょうか。本記事では、会社説明会が面白いことの重要性やポイント、企業の事例などを紹介します。会社説明会の内容に迷っている方は、是非参考にしてみて下さい。

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会社説明会の目的

就活生に自社の理解を深めてもらうこと

会社説明会の大きな目的は、就活生に自社の理解を深めてもらうことです。自社と就活生との最初の接点でもあり、興味を持ってもらうための貴重な機会といえるでしょう。ただ自社について理解してもらうだけではなく、その後の応募につなげることが重要です。そのためには、学生が自社に魅力を感じ、エントリーしたいと思ってもらえるような内容に工夫する必要があります。企業の一方的な情報発信ではなく、就活生にとって印象に残るような説明会を工夫することが大切です。

面白い会社説明会の重要性

採用の数を増やせる

会社説明会の内容が面白いと、採用人数を増やせることにつながります。会社説明会の内容が面白いと就活生には好印象に映り、応募するきっかけになるためです。就活生は、会社説明会の内容を踏まえてエントリーします。会社説明会の内容や雰囲気で、エントリーするかどうかの判断基準になるでしょう。自社を魅力的に感じてエントリー数が増えると、選考に進む就活生も多くなります。結果、採用人数を増やし、採用予定人数を満たせるでしょう。

ミスマッチを減らせる

会社説明会は、ミスマッチを減らすためにも重要です。就活生リアルにイメージできるような面白い会社説明会を実施することで企業理解が深まり、自分に合った企業かどうかを判断できるためです。選考が進んだ後にミスマッチが発覚すると、就活生と企業の双方にとって時間の無駄になってしまいます。離職につながる入社後のミスマッチであれば尚更です。エントリーする前に企業を深く理解してもらうことでミスマッチを防ぎ、自社に合った人材を採用しやすいです。

他社を差別化できる

会社説明会の内容が面白ければ、他社との差別化を図ることができます。企業独自の魅力を発信すれば、就活生の印象に残りやすいためです。企業によっては、会社説明会が毎年恒例で内容がパターン化していることがあります。そのような中で就活生の印象に残る面白い内容の会社説明会を実施すれば、一気に他社と差別化しやすくなるでしょう。オンライン上での会社説明会で参加できる就活生も増えた現在は、面白い会社説明会が目に止まり、印象に残りやすいです。

不満を感じやすい会社説明会の特徴

会社の特徴だけを伝えて雰囲気を伝えられていない

会社の特徴のみ伝え、雰囲気がわからない会社説明会は就活生が不満を感じやすくなります。実際の企業のイメージがわかず、エントリーする判断基準が不十分となるためです。特に、企業理念や業界説明、製品説明などインターネットで調べれば出てくる内容は、説明会で時間を割いて説明する内容とは言えないでしょう。就活生が知りたい内容を具体的に調査し、実際に働く姿をイメージできるような具体的な内容を伝えることが求められます。

座って聞くだけの形式である

座って聞くだけの講義形式の会社説明会は、不満につながる可能性があります。就活生が退屈に感じやすく、企業に魅力を感じにくくなるためです。会社説明会自体が退屈で魅力を感じられないと、その後のエントリーまで進まないと判断する就活生もいるでしょう。一般的な会社説明会は、講義形式が多く取り入れられています。グループワークや現役社員への質問など、就活生が参加型の形式も取り入れることで会社説明会がより印象深くなるでしょう。

面白い内容の会社説明会の特徴

実際に働く姿を想像できる

面白い会社説明会の特徴として、就活生が実際に働く姿を想像できるという特徴があります。ぼんやりとしていた企業イメージが、会社説明会によって具体化するでしょう。例えば、若手社員の一日のスケジュールを紹介する内容や、職種別のスケジュールを紹介する内容は、社会人経験のない就活生の興味・関心を引き働く姿をイメージしやすいです。漠然としていた志望動機は、自身が働く姿をイメージできることで志望度が上がることにもつながります。

会社概要に載っていない情報がある

面白い会社説明会の内容として、会社概要や自力の情報収集では得られない情報があるということも挙げられます。就活生は企業の貴重な情報を得ることで参加してよかったと思ってもらいやすくなります。実際の業務内容や現場の雰囲気、社員の生の声などの一次情報は、会社概要からは得られません。会社説明会の機会だからこそ伝えられる内容を組み込むことで、就活生が自社を深く理解できる上、印象に残ってエントリーにつながりやすくなるでしょう。

学生が楽しめる内容が盛り込まれている

学生が楽しめる内容が盛り込まれていることも、面白い内容の会社説明会には必要不可欠です。自社の情報を発信するためには講義型が適切ですが、座ったままの状態では就活生も退屈に感じ、集中力もきれやすくなるでしょう。就活生も楽しめるようなグループワークのような参加型の内容も取り入れると、説明会の内容もより濃厚になります。会社説明会での経験が好印象だと、就活生の志望度が上がってエントリーにつながることが期待できます。

面白い会社説明会の具体例

先輩社員との座談会

面白い会社説明会の具体例として、先輩社員との座談会が挙げられます。実際に働く社員の雰囲気を体感し、リアルな声を聞けるのは就活生にとっての大きなチャンスです。講義形式の場合に質問しづらかった内容でも、少人数の座談会であれば聞きやすくなることもあります。社員と対話することで、自社の新たな魅力や気づきを発見するかもしれません。また、企業側にとっても就活生の話を引き出せることは、就活生の動向を知れるというメリットがあります。

グループワーク

グループワークも、面白い会社説明会の内容の一つです。参加型になるため、講義形式の説明会と組み合わせて取り入れても、就活生を飽きさせず楽しんで取り組めるでしょう。グループワークには、特定のテーマについて話し合うグループディスカッションを取り入れられることが多いです。グループワークを行うことで、それぞれの就活生の特性を把握し、見極めることもできます。就活生が説明会を楽しめることはもちろん、企業にとっても就活生の個性を知るチャンスになるでしょう。

採用動画

面白い内容の会社説明会にするためには、採用動画も有効な手段です。採用動画には社員のインタビュー動画や職種の紹介などさまざまな内容があり、就活生に何を伝えたいかによって構成できます。採用動画は、会社説明会の現場にいない社員の声も集めることができます。会社説明会に参加する社員だけでは伝えきれないことも、採用動画を流すことでさまざまな情報を就活生に届けることが可能です。視覚・聴覚に訴えかけることで就活生にインパクトを残しやすく、エントリーにつなげやすくなるでしょう。

面白い内容の会社説明会の事例

バリューマネジメント

バリューマネジメントは、「日本の文化を紡ぐ」というミッションをもとに、歴史的建造物の利活用や空家・空きビル問題に向き合う企業です。会社説明会では自社の説明は一切行わないため、多くの就活生に衝撃を与えています。会社説明会であるにも関わらず自社について語らない企業は非常に珍しいでしょう。そんな意外性を面白いと感じた就活生が集まることで、ミスマッチの防止につながるのかもしれません。自社の説明をしないという逆転の発想は、就活生からの支持も得ているようです。

ベイ・アンド・カンパニー

ベイ・アンド・カンパニーは、世界有数の経営戦略コンサルティング事業を行う外資系企業です。ベイ・アンド・カンパニーの会社説明会も、就活生から好評です。ベイ・アンド・カンパニーの会社説明会は、現役のコンサルタントが会社のカルチャーや仕事内容について細かく説明されます。現役コンサルタントならではの分かりやすくリアルな説明で、働くイメージがしやすいとして好評です。外資系企業ならではの就活生に向けたアプローチ方法も、会社説明会の内容を考える際の参考になります。

ファーストリテイリング

ユニクロやジーユーなどのアパレルブランドを展開するファーストリテイリングは、ユニークな通年採用を行っています。新卒採用の応募は大学1年生から受け入れており、入社日数ヶ月前のエントリー期限以外は個人の好きなタイミングで応募できるというものです。選考を通過して3年以内はいつでも最終面接を受けられる「FRパスポート」を発行されます。留学などで就活のタイミングが限られる学生にもありがたい制度です。会社説明会以前のシステムですが、面白い取り組みとして注目が集まっています。

面白法人カヤック

面白法人カヤックは、「つくる人を増やす」を経営理念にゲーム制作・広告企画などを行う企業です。面白法人カヤックの会社説明会は「1社だけの合同説明会」として、新卒・中途採用向けの企画がされました。デザイナーブースやディレクターブースなどの職種別のブースから退職者ブース、なぞかけブースなど型にはまらないさまざまなブースを設け、求職者を引き付けています。最終面接ブースもあり、即日で内定がもらえるというユニークな採用方法で、過去のイベントでは6名の採用実績があります。

外務省

外務省の会社説明会では、各年代の職員が外交に関してどのようなことを考えて働いているのか聞くことができます。 外国での仕事を通じ、現地の人々や文化 や歴史を肌で感じながら国際情勢に精通した職員の貴重な話を聞ける機会でもあり、興味を持つ就活生も多いでしょう。国家公務員でもある職員の具体的なキャリアプランや仕事に対する熱意なども知ることができると好評です。近時の国際情勢や日本の外交政策について学べるセミナーも開催されており、外務省について知る機会も多く設けられています。

まとめ

面白い内容の会社説明会で採用を成功させましょう

面白い会社説明会のポイントや重要性、企業の事例などを解説しました。会社説明会は企業からの一方的な情報発信ではなく、就活生が知りたい内容を見極めた上で、印象を残せるような内容にすることが大切です。就活生が企業を深く理解することで、エントリーにつながるだけではなくミスマッチの防止にもなります。自社の魅力が伝わる面白い会社説明会にするために、他社の事例を参考に戦略を考えることも有効です。面白い内容の会社説明会を企画し、採用を成功させましょう。

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