記事更新日:2019年05月17日 | 初回公開日:2018年04月26日
人事・労務お役立ち情報面接では、履歴書などでは見えにくい候補者の性格や適性を見ていきます。企業にとっての優秀な人材とは、企業の求める人物像にフィットする人です。
候補者の個性や適性は千差万別です。面接官が面接でもっとも意識するべきことは、自分の主観で評価しないようにすることです。面接官も人なので、完全に主観を排除することは難しいものです。しかし、だからこそ客観的に、企業の視点で評価することが大切になってきます。
初めての面接官であっても自社の採用基準や評価基準を深く理解しておく必要があります。見るべき何かは、採用基準や評価基準に挙げられているはずです。したがって、面接に際し自社の採用基準や評価基準が適切に策定されていることが前提となります。
候補者は、面接で会う面接官に、企業そのものを見ます。つまり、面接官は、会社の顔だということです。
面接官は、裁判官ではありません。
面接は、候補者の良し悪しを見る場ではなく、自社に合う人かどうかを見ます。候補者にとっても、その企業が自分に合うか合わないかを見る機会なのです。面接では、面接官と候補者は対等な立場にあることを認識しておく必要があります。
面接前も面接中も面接後も、企業の一員として、一人のビジネスパーソンとしてのマナーや態度を徹底しなければなりません。
最近は、面接での印象を公表する口コミサイトも増えています。不快に感じる候補者がいれば、のちの採用活動にも影響が及んでしまう可能性もあります。
面接では、初対面のことが多いと思います。候補者の有意義な情報を、より深く聞き出すためにも、雰囲気づくりが重要です。候補者の緊張をやわらげ、話やすい、話したいと思える空気を創り出すことも面接官の役割です。はじめに気軽な雑談や世間話をいれるアイスブレイクも有効でしょう。
面接ではさまざまな質問をすると思います。面接官として、候補者に最大限の興味を持ち、その興味を表現しながら進めることが大切です。
さまざまな回答があると思いますが、否定や判断で反応してしまうと、いいことはひとつもありません。そこで話が途切れてしまうこともあります。候補者の感情を害して、話が思わぬ方向に逸脱する可能性もあります。
途切れ途切れの質問を投げかけるだけの、質問攻めにならないように注意しましょう。面接はコミュニケーションの場ですから、回答に対しては、深掘りしながら進めます。こちらの興味を候補者に感じ取ってもらう方法のひとつでもあります。
・それを思いついたきっかけは何だったのですか?
・そのあと、どうなったのですか?
・そのとき、どう思いましたか?
・先ほどの○○についてもう少し詳しく聞かせてもらえますか?
ひとつひとつの回答を最後まで聞き切ることが大切です。また、いいところを聞き出せるような質問をする意識を持っておくことをおすすめします。
面接の終盤になったとき、候補者からの質問を受け付ける逆質問を取り入れることも多いですよね。
ここで、面接官への逆質問の例をいくつかご紹介しましょう。定番といわれている質問なので、できるだけスムーズに回答できるよう準備しておくことも大切です。
・入社前に、どんなスキルを磨いておくと役に立ちますか?
・入社前に、何か準備することはありますか?
・この面接の結果がでるのはいつになるかお伺いできますか?
・このポジションに期待されている点はどんなことですか?
・○○様が面接されてきた中で、こちらの会社で活躍している人の共通点は何ですか?
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