第0新卒とは?【おすすめの方法やメリットデメリット】

記事更新日:2019年09月12日 初回公開日:2019年09月10日

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「第0新卒」をご存知でしょうか。これまであまり就職市場に出ていなかった、大学を卒業していない人材のことを指しています。企業の多くは新卒一括採用を実施していますが、少子化や業務の多様化により、人手不足が続いている状態なのは誰もが知るところでしょう。そこで、中卒や高卒、専門校卒や高専卒、大学中退者などの非大卒者のポテンシャルが注目されるようになりました。非大卒者である第0新卒が注目される理由やメリットとデメリット、おすすめのサービスなどについて解説します。

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第0新卒

大卒ではない人材のこと

第0新卒とは、大学を卒業していない中卒や高卒の人材のこと。高専卒や専門校卒、大学中退者も含まれています。日本の企業では長らく、大学を卒業した「新卒」人材を一括採用していました。しかし、時代の変化に伴う事業の多様化や人手不足の現状から、いったん就職したものの3年以内に転職する「第二新卒」への需要が高まりを見せました。そして今また、さらに深刻な人材不足の状況が続いていることから、非大卒である新0新卒の存在がクローズアップされるようになったのです。

YouTuberがきっかけとなった

第0新卒という名称は、株式会社ハッシャダイの社長が名づけたものです。2017年に人気youyuberヒカルさんが企画したイベント『NEXT STAGE TOKYO 人生を変える5日間』がきっかけでした。イベントには全国から1万4千人以上の応募があり、その中から300名の中卒・高卒が選ばれました。非大卒であっても能力が高いことをパワフルにアピールして話題になり、非大卒者採用の気運が高まったのです。このイベントは株式会社ハッシャダイと株式会社VAZが共催したもの。株式会社ハッシャダイは後に、第0新卒採用に特化した就職支援サービスを手掛けるようになりました。

第0新卒が注目される理由

人手不足が続いた結果注目されている

求人倍率が1倍を超えた状態が続き、人手不足が深刻化しています。企業は人材を求めるために、高齢者や女性の採用を積極的に進め、外国人採用にも踏み切っています。しかしながら未だに多くの日本企業は、新卒や第二新卒採用が主流。非大卒者との接触はほとんどありませんでした。2019年の大学進学率は54.6%。約半数が大学へ行かず就職するか、専門学校などで技術を習得する道を選んでいます。就職市場に出てくる大卒の人材は数に限りがあるため、非大卒である第0新卒の人材が注目されるようになりました。

学歴信仰が崩壊しつつある

「高学歴が優秀な人材とは限らない」そういう認識が広がりつつあります。学歴の高い人材は能力が高いのは確かですが、実際の職場では人間力や対応力が求められることも多いためです。学歴信仰が崩壊しつつあるとも言えるでしょう。もちろんどの企業も高学歴で優れた能力を持つ人材が欲しいものです。しかしそのような人材は競争率が高く、確保が難しいのが現状。学歴が無くても良い人材がある事を知った企業は新0新卒の可能性を信じ、採用を始めるようになったのです。

第0新卒のメリット

いい人材を育てることができる

第0新卒はとても若い人材です。中卒や高卒ならば10代、高専や専門学校卒ならば20歳くらいでしょう。若いうちから採用して社内教育することで、会社が求める人材に成長させることができるのは、大きなメリットとなります。大学を中退した場合も非大卒となり新0新卒の対象。より良い人材として期待されています。高いポテンシャルを秘めているのが第0新卒の魅力なのです。

初任給を抑えられる

中卒や高卒の人材は、大卒よりも初任給を低く抑える事ができます。人材育成に多少のコストはかかりますが、大卒の初任給に比べると低い金額で雇うことができるので、長い目で見るとコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。大卒と非大卒の初任給の差は5万円から7万円と言われています。労働政策研究・研修機構が実施した調査によると、大卒と非大卒の生涯賃金には5000万円以上の差が出るという結果でした。

第0新卒のデメリット

人材にばらつきがある

第0新卒採用で問題なのは、人材のポテンシャルが未知数であるがゆえ、能力に「ばらつき」が生じてしまうという点です。言葉をかえれば「当たり外れがある」ということ。中卒や高卒の状態では、自分に何が向いているのか、何が得意なのかを見極める力が不足している場合が多いでしょう。企業側に、人材のポテンシャルを見抜いて導き出す力が求められます。

ミスマッチが生じることもある

企業が求める人材にマッチした第0新卒採用であれば、大卒よりも低い人件費で雇う事ができて大きなメリットです。しかしミスマッチな人材であれば、採用コストが無駄になってしまいます。中卒や高卒の人材はとても素直で従順な場合が多く、企業側に多くを求めないので採用が容易でしょう。しかし成長するにつれ社会との接点が多くなり、外に目が行って簡単に転職してしまうなど、ミスマッチが生じる事もあるので注意が必要です。中卒や高卒採用の場合は学校側から推薦された企業に就職することになり、生徒の希望が叶わないケースも多く、ミスマッチに繋がっています。

第0新卒の種類

専門技術を持っている人材

技術系・商業系の高校や専門学校などを卒業した非大卒生は、専門的な技術と知識を持っています。即戦力にもなり得るので新0新卒として人気があります。企業が求める高度な技術者になるための基礎力を十分に持ち合わせているともいえるでしょう。若いということは、新しい技術に対して柔軟性と吸収力があるということ。熟練した技術者になるポテンシャルがあると言えます。新0新卒を採用すれば、生え抜きの社員として頼もしい存在になることでしょう。

伸びしろが期待できる人材

若ければ若いほど環境から影響を受けやすく、素直さもあるので、企業の人材育成研修の効果が高くなるでしょう。大きなのびしろが期待できると言えます。IQなど能力がとても高いせいで浮いてしまい、学校に行かなくなった人材も第0新卒に埋もれていると言われています。そのような人材を雇用すれば、驚くほどの成長を見せることでしょう。中学や高校を卒業して就職してくる人材は、ある意味まっさらな状態。知識や経験、偏見も持たずに入ってくる人材が多いのです。企業に必要な人材として純粋培養することが可能なのです。

第0新卒でおすすめのサービス

株式会社ハッシャダイのヤンキーインターン

第0新卒という言葉を生み出した株式会社ハッシャダイは、2015年にスタートした新しい企業。大卒者と非大卒者の間にある「選択格差」の無い世界を目指し、中卒・高卒者向けの「ヤンキーインターン」という事業を手掛けています。地方に住む16歳から22歳の若者が事業の対象。若者と東京の企業をつなぐことで地域格差の解消にも努めています。若者たちがヤンキーインターンを利用して東京に来たときは、株式会社ハッシャダイが衣食住を無料で提供。そしてマーケティングや英会話などを勉強する機会も与えられます。地方の若者たちはそれらのサポートを受け、安心して企業でインターン経験を得る事ができるという画期的なシステムが人気。高校生を対象に自己探求プログラムを実施し、自己分析する機会も与えています。地方に住む非大卒の若い人材が、自分の環境を変えるきっかけとなるサービスとして、注目されています。

リクルートの就職Shop

株式会社リクルートキャリアが運営する、就職・転職支援サービスです。対象エリアは首都圏と関西。8500以上の企業が登録しており、中卒・高卒向けの求人も多数。高校3年生は1月から求人紹介が可能になります。お悩み解決コラムには様々な求職者の悩みとコーディネーターからのアドバイスが掲載されていて、自分と似た状況を確認することができるところがポイント。専門学校卒や大学中退の非大卒者も多く利用しています。求職者は完全無料で企業とのマッチングを受けることができます。マッチングが成立したら、企業が就職Shopに手数料を払う仕組みになっているので、真剣に採用したい企業が集まっていると言えるでしょう。参加している企業は全て実際に取材をしているので、説明と実際が違ったというトラブルが起こりません。ブラック企業も除外されているので安心です。未経験だけど正社員で働きたい若者に適したサービスです。

株式会社前人未到のサムライキャリア

中卒・高卒・専門卒に特化した関東エリアの非大卒専門就職支援サービスです。運営は株式会社前人未到。LINEで気軽に相談できるのが若者に支持されているポイントです。スタッフメンバーは全員が非大卒の20代なので、友達感覚でサービスを利用することができます。求職者の利用料は完全無料。企業の紹介はもちろん、面接対策や入社後のアフターフォローまで無料でサービスを受けることができるので、就職の心配や心細さが全くありません。サムライキャリアが厳選した企業はどれも、学歴を気にせず、やる気重視の人材を求めています。企業の調査をしっかり行っているので、ブラック企業を恐れている人にも安心でしょう。全ての非大卒者の人生がより良いものになるよう、様々な提案もしてくれます。「学歴不問の職場に応募したのに落とされた」という経験がある人でも確実に就職できるよう、サポート体制が整っています。

厚生労働省の高卒就職情報web提供サービス

厚生労働省職業安定局が実施している、企業と高校のミスマッチやアンバランスな状態を防ぐことを目的としたwebサービスです。高校卒業者を採用したい企業向けに「全国高等学校便覧」が公表されており、どこの県にどんな高校があるのか、各学科の卒業生は何人いるのか、などが最新のデータにまとめられています。前年度の卒業生の就職の様子も掲載されているので、高校の特徴に合った採用計画を練る事もできます。利用者IDとパスワードでログインするのでセキュリティも安心。高校の就職担当教師も、ハローワークからIDとパスワードをもらってログインし、全国労働局管内の求人情報を見る事ができます。求人情報は毎日更新。各都道府県で開催されている高等学校就職問題検討会議で話し合われた、応募や推薦に係る申し合わせや決定事項等も掲載されているので実用的です。

ハローワーク

中学生や高校生の新卒を採用する場合には、ハローワークを経由することが必須です。生徒が健全な学校教育を最優先で受ける事ができるよう、厚生労働省や文部科学省と学校組織、経済団体の3社が話し合い、採用スケジュールが決められています。先ずは最寄りのハローワークに相談し、スケジュールを確認しましょう。県によって多少の違いはありますが、多くの場合、6月に企業がハローワークに申込みを行い、7月以降に企業が高校に求人票の送付と学校訪問が行われます。学校側は9月以降に生徒一人につき一社の企業を推薦します。多くの県でこの「1人1社制」というルールが決められている事に注意しましょう。大学生の就職活動は、何社でもエントリーすることができますが、高校生は1社しか受ける事ができません。その1社から内定をもらえなかった場合のみ、次の仕事にエントリーする事ができます。これは学業を優先させるための措置なのです。

第0新卒のポテンシャルに注目しよう

第0新卒は、ポテンシャルを秘めた有用な人材であることがわかりました。人件費も大卒者より安く、コストパフォーマンスに優れています。なかなか良い人材が集まらないと悩んでいる企業は、積極的に第0新卒を採用するべきではないでしょうか。社内に必要な人材となるよう、育てることができるのも大きなメリットです。高校生を採用したい場合はハローワークに相談し、採用スケジュールを確認する事を忘れずに。また、非大卒者に特化した人材紹介サービスもあるので、利用する事もおすすめします。若くてのびしろのある第0新卒を採用し、人手不足解消に努めましょう。

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