辞めないと思ってた人が辞めるのはなぜ?【辞めやすい人の特徴や兆候について解説します】

記事更新日:2024年08月16日 初回公開日:2024年08月16日

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終身雇用制が崩壊し、自分が思い描いているキャリアを築くために転職することが当たり前になってきています。労働者としては、キャリアアップのために環境や働き方を変えることは最善の方法といえます。しかしせっかく貴重な労働力として働いてもらっている社員が、ある日急に辞めてしまうと企業としては大きな痛手です。退職を考えている人は行動などに出ることもありますが、いきなり辞めてしまうと感じる人も少なくありません。今回は辞めないと思っていた人が辞める理由などについて解説していきます。人事の方は参考にしてみてください。

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辞めないと思ってた人が辞める理由

人間関係が上手くいっていないため

やめないと思っていた人が辞める理由は、人間関係がうまくいっていないからです。厚生労働省の調査によると、転職を行った人に転職理由を調査した所多くの人が職場の人間関係を理由に上げていることがわかっています。上司や先輩と上手くコミュニケーションを取れていない場合や、指示が理解できないだけでなく、パワハラやセクハラが原因になっていることもあります。同期入社の人がいない場合にも、孤独を感じストレスが高まり辞める原因にもなっています。

理想のキャリアパスを実現できないと思っているため

辞めないと思っていた人が辞めるのは、理想のキャリアパスを実現できないと思ったからです。従業員がキャリアアップを望んでいたとしても、実現できなければ意欲を維持することができなくなります。理想としているキャリアを築けない場合や、先輩社員がキャリアアップ出来ていない場面を目の当たりにするとストレスを大きく感じてしまいます。成長できない環境ではモチベーション維持が難しく、あっさりを見切りをつけて退職してしまうことも考えられます。

他社でより良い条件を提示されたため

やめないと思っていた人は、他社でより良い条件を提示されると辞める原因になります。人間関係が上手くいっていない場合と同様に、給与などの労働条件への不満で転職を考える人も少なくありません。転職が従来よりも当たり前になっており、企業側も人材不足が慢性化しています。このことから今よりもいい条件を提示されることも多く必然的に転職すると、給与水準などのアップが見込めるためそのまま企業で継続して働く必要がありません。

ワークライフバランスを実現するため

ワークライフバランスを実現するために、辞めないと思っていた人が辞める可能性はあります。働き方改革によって、生活の軸が仕事である人が減りプライベートも充実させたいと考える人が増えています。長時間労働をして高い給料をもらうよりも、生活できる給料でプライベートを充実させたいという人も多く労働環境を改善するために転職する人も増えています。そのため、ライフステージやライフスタイルに合わせた働き方ができる環境を提供している企業が好まれます。

正当な評価を得ていないため

正当な評価を得ていない場合も、辞めないと思っていた人が辞めることがあります。成果を出しているのに給料などに反映されていない場合や、同じ状況であるにも関わらず同僚の方が評価されていると感じる場合などは徐々に不満が溜まっていきます。また上司によって評価内容に差が出ている場合など、正当な評価を得られずにいると業務へのモチベーションも低下していきます。適切に評価する制度が整っていない企業では、優秀な人が辞めやすい環境になっています。

組織に解決不能な問題を感じているため

組織に解決不能な問題を感じていると、辞めないと思っていた人が辞める原因となります。企業を取り巻く外的環境は日々変化しています。その中で従来のやり方を踏襲し変化を起こそうとしていない企業や先行き不安定な業界に身を置いている場合に、将来に不安を抱く人も少なくありません。変化の激しい現代において、新しい事に挑戦する機会やイノベーション精神が根付いていない企業などでは従業員が不安を感じ離職してしまう可能性が高くなります。

辞めやすい人の特徴

長時間仕事をしている

辞めやすい人の特徴は、長時間仕事をしている人です。長時間労働を行っている人は、一見すると仕事に対して熱心に取り組み真面目な人であると評価されがちです。しかし本人からすれば限界まで仕事をしており、負担を減らしてほしいと考えているかもしれません。負担を感じていても、自分の意見を言い出しづらい職場の雰囲気や従業員の性格等によって助けを求められないこともあります。言い出しづらい環境の中で我慢が限界に達し、辞めてしまうこともあります。

どんな仕事も真面目に取り組む

辞めやすい人の特徴として、どんな仕事も真面目に取り組んでいる特徴があります。厚生労働省が行った雇用動向調査によると、業務内容に興味が持てずに辞めたと回答している人は若年層に増えています。どんな業務でも真面目に取り組むというイメージが付いている人に、簡単なルーティンワークややりがいの低い業務などを依頼してしまうとモチベーションが下がり退職に繋がる可能性もあります。転職を考えている場合も、円満に退職するために真面目に取り組んでいる場合もあります。

常に明るい

常に明るい人も辞めやすい人の特徴です。常に明るい人は、人間関係や業務上などにおいて、不満や悩みを抱えていないだろうと周りの人から思われがちです。しかし常に明るく振る舞っているだけで、不満や悩みを抱えていない人は殆いません。明るい人は人当たりがいい場合も多く、上司から他の人と比べて多くの業務を任されている場合もあります。また常に明るい人は向上心が高い人が多く、新しいことに挑戦するために転職を考えている場合もあります。

愚痴や不満を言わない

愚痴や不満を言わない人も、辞めやすい人の特徴と言えます。常に明るい人と同様に、周りの人にネガティブな印象を与えることのないため退職を考えているとは一見して思われません。業務や周りの人に対しての愚痴や不満を口にしない人は、密かに転職活動を行っている場合が多く周りの人からするといきなり退職するように見えます。反対に常に愚痴や不満を言っている人の方が、愚痴や不満を言わない人よりも会社を辞めない傾向が高いと言えます。

辞めやすい人の兆候

急に仕事の質が下がる

辞めやすい人の兆候として、急に仕事の質が下がる事が挙げられます。辞めないと思っていたのに辞めてしまう人によく見られる兆候が、業務の質の低下です。今までは真面目で熱心に業務に取り組んでいた人が、パフォーマンスの低下が見られる・上司への報告が減るなどいった業務低下が見受けられるようになります。意欲の低下などは周りから想像できるものではありませんが、退職を決めたことによってやる気を失っている可能性もあります。今までと業務への意欲が下がった従業員がいる場合は、注意が必要です。

自身の評価に関心を示さなくなる

辞めやすい人は、自信の評価に関心を示さなくなる兆候があります。退職や転職を決めた人からすると、現在の会社での昇進や昇格を目指す必要がなくなります。在籍している企業に対しての興味を失ってしまい、今までと同じ様に頑張る必要がないと感じている可能性もあります。評価に対してのフィードバックを行った場合にも、あまり反応をしなくなるなどの態度変化が合った場合は退職を考えているかもしれません。評価に無頓着になると周りへの気遣いも薄れてくるため、注意しましょう。

遅刻や早退の頻度が増える

遅刻や早退の頻度が増えるのも、辞めやすい人の兆候です。評価に対して関心が薄くなると、遅刻や早退に対しての意識も低くなります。社内での評価を気にする必要がなくなり、真面目に働く必要がないという気の緩みから遅刻することが増えていきます。または退職することを決めて、転職活動を行っており面接などに参加しているため遅刻や早退が増えている可能性もあります。転職活動や退職を決めた従業員は現状の仕事の優先度が下がっていることが考えられます。転職先が見つかるとすぐやめてしまいます。

有休を多く消化する

有休を多く消化し始めるのも、辞める人の特徴です。今まで有休を消化してなかった人が有休を取る回数が増える理由として考えられることが、転職活動です。転職活動を行う場合は、平日に面接や説明会に参加する必要があり必然的に有休を消化することが増えていきます。もしくは転職が決まっており、次の会社に行く前にリフレッシュしようと考え有休を使っていることも考えられます。有休を取得することは問題ありませんが、周りの影響を考えずに取得している場合は注意すべきです。

社員を辞めさせない方法

給与などの待遇改善を打診

社員をやめさせない方法は、給与などの待遇改善を打診することです。待遇面に不満を抱いている社員は、より労働環境のいい職場へと転職を考えるようになります。同業他社と比べて給与が低い場合や、昇給や昇進の機会が少ないという場合は生活にも影響していくため、退職を決めるきっかけとなりやすくなります。社員が辞める理由の多くが給与などの待遇面である場合は、手当や待遇などを改善策を打診することで退職を思い留まってもらえる可能性があります。待遇面改善は満足度にも影響していきます。

裁量権を与える

社員をやめさせないためには、裁量権を与えるようにしましょう。キャリアパスやキャリアアップについてしっかりと考えている社員は、意欲も高いため成長できない職場には魅力を感じません。キャリアパスを実現できる会社への転職を考えてしまう可能性もあります。意欲が高い社員の流出を防ぐためにも、キャリアアップを考えている人には成長機会を与えるようにしましょう。全てを指示するのではなく、社員に裁量権を与えることで、意欲の高い人の流出を防ぐことが出来ます。

社員一人ひとりの負担を減らす

社員一人ひとりの負担を減らすことも、社員をやめさせない方法です。社員の業務負荷が高すぎると、ストレスや疲労から転職を考えてしまう原因となります。人員不足によって社員に業務負荷が増えている場合は、新しい人材の補充やシステムの導入などを行いましょう。新しい人材を雇うと、教育コストや育成などに時間が掛かってしまいますが、負担が高いまま放置してしまうと既存の社員が辞めてしまう可能性もあります。外部委託を利用するなど、負担軽減に向けた対策を行うことが大切です。

まとめ

辞める理由や兆候を把握し状況を改善しよう

辞めやすい人の兆候や特徴などについて解説しました。辞めないと思っていた人が辞めてしまうのは、何かしらの理由があります。優秀な人材ほど状況を客観的に理解しているため、より良い環境に行くために常にアンテナをはっています。社員の退職が続いている場合などは、給与や成長機会の提供が他社より少なくなっている可能性があります。退職に繋げないようにするためには、日頃から社員の状況を把握し仕事に対しての考えなどを知っておくことが大切です。辞める理由や兆候を把握して、より良い職場環境を作っていきましょう。

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