記事更新日:2021年09月08日 | 初回公開日:2021年07月14日
外国人採用・雇用 外国人留学生の採用 グローバル用語解説 採用・求人のトレンド 用語集 人事・労務お役立ち情報LinkedInとは、2003年5月からサービスを開始した世界最大級のSNSサービスです。ネットワーク構築や採用、または転職などに利用できるビジネス向けのSNSとして全世界で利用されています。ビジネス向けのSNSとうたっているとおり、その機能はビジネスに向けて特化しており、採用する側と採用される側にとって使いやすい機能を兼ね備えています。日本だけでなく世界中のビジネスパーソンと繋がることができるので、世界中のビジネスの様々な情報を収集することができます。
LinkedInをいう綴りから思わずリングドインと呼んでしまいそうですが、正式な呼称はリンクトインです。リンクトイン・ジャパン株式会社として、丸の内ビルディングに日本法人を構えています。LinkedInが日本に普及する前は、リングドインと間違えてしまう方も多かったのですが、最近は日本にもLinkedInが少しずつ普及してきたこともあり、間違えて名前を呼ぶ方は減ってきたのではないでしょうか。それだけビジネスの中でLinkedInが浸透してきたということですね。LinkedInは日本でもじわじわと普及してきています。近い将来、LinkedInがなければビジネスができないと言われるようになるかもしれませんね。
LinkedInは個人と企業が直接繋がる事の出来るツールです。LinkedInはSNSであり、他のユーザーと繋がりコミュニケーションを取ることが可能です。人と繋がるという点ではLinkedInはFacebookにも通じるものがありますね。しかし、Facebookと違う点はコミュニケーションを取る相手がビジネスパーソンだということです。企業が個人をスカウトしたい時などは、LinkedInで繋がりがあるだけで必要な場合にすぐに連絡が取れます。個人が企業情報を知りたい時も繋がりがあれば情報収集が容易です。LinkedInは個人と企業が直接繋がるための橋渡しの役割を担っているのです。
LinkedInはFacebookやInstagramと同じく、アメリカ発のSNSです。開発されたのは2002年、リリースが開始されたのは2003年で、誕生してから15年以上が経過しています。日本では最近流行り始めたので歴史が浅いイメージがありますが、全世界で見ると、Twitterの利用者数よりもLinkedInの利用者数の方が圧倒的に多いのです。世界のビジネスパーソンがLinkedInを使っているんですね。日本でもこれから利用者が増えていくことでしょう。
LinkedInは、世界に約8億人であり日本では約200万人のユーザーがいます。全世界に比べると、日本のユーザーはまだ200万人ほどなので、日本ではLinkedInがそれほど普及していないことがわかりますね。しかし、近年は日本でもLinkedInのユーザーが増えてきており、企業の中でもLinkedInがなければ採用活動が難しいという企業も出てきています。今やSNSは目的別で用途が別れる時代です。LinkedInというビジネスに特化したSNSはこれからの日本でますます普及していくでしょう。
LinkedInは、Facebookのように個人のプライベートを発信するSNSではなく、ビジネスに特化したSNSです。フォロー機能や、タイムラインなどの基本的な機能は他のSNSと変わりはありませんが、繋がる相手がビジネスパーソン限定というところがLinkedInの大きな特徴です。利用シーンをビジネスに絞っているため、個人的な情報を発信する方はほぼいません。飲み会などの投稿をすると、投稿の削除を依頼されることもあります。プライベートとは一線を画し、ビジネスに特化しているのがLinkedInの特徴です。
同僚や取引先がLinkedInを使っている場合は、つながり機能で繋がることができます。Facebookだと友達でありTwitterやInstagramだとフォロワーに近い感覚ですね。同僚や取引先だけではなく、採用活動やビジネスパートナーを探すなど、つながり機能の利用方法は多岐に渡ります。LinkedInでは企業だけではなく、大学などもLinkedInの専用ページを設けているところがあるので、接触したい人材がいればすぐに繋がることができるでしょう。
コンタクトとは自分のネットワーク内にいるメンバーのことです。コンタクトは3つに分類されており、①1次コンタクト②2次コンタクト③3次コンタクトがあります。①は、自分もしくは相手の送ったつながりリクエストが承認されて、直接つながりのあるユーザーのことです。相互にメッセージが送り合えます。②は①とつながりのあるユーザーで、③は②とつながりのあるユーザーのことをいいます。いずれのコンタクトにもつながりリクエストを送ることができるので、②と③のユーザーと繋がりたい方はつながりリクエストを送りましょう。
LinkedInは相手に誰が閲覧したかがわかるように、足跡がつく仕様になっています。足跡がつくから閲覧するのに抵抗がある、と感じる方もいるかもしれません。しかし、なぜ足跡がつくようになっているのかというと、求職活動の際に足跡を残すことでその企業に興味があることを示したり、企業からユーザーがスカウトを容易に受けられるように、足跡という形で閲覧履歴を残すようにしてあるのです。足跡がつくことでコミュニケーションが取りやすくなり、ビジネスも円滑に進むのですね。
SlideshareはLinkedInが提供しているサービスの一つです。スライドショー形式で資料を公開でき、LinkedInのアカウントがあれば、無料でサービスを受けることができます。Slideshareは個人や企業だけではなく、米国にあるホワイトハウスを代表するような政府機関も利用しているツールです。スライドの閲覧と公開は無料で、気軽な資料を公開できるという特徴をもっています。パワーポイント資料作りに役立つスライドも公開されているので、資料作りに困っている方は覗いてみてはいかがでしょうか。
LinkedInは職務経歴を公開できるので履歴書やレジュメ代わりとして活用することができます。日本では職務経歴を公にすることはあまり無く、抵抗がある方が多いかもしれません。しかし、LinkedInで経歴を公にすることにより、ユーザーが企業の目に留まりやすくなり、結果的に転職がスムーズに進むことになります。最近ではSNSのやりとりも選考材料とする企業も増えてきているので、採用する側もLinkedInを活用して良い人材を確保したいところですね。
LinkedInラーニングとは、LinkedInが提供しているオンライン学習プラットフォームです。「lynda.com」で公開中の学習コースを、LinkedInラーニングでも受講が可能です。コンテンツが充実しており、日本語対応しているコースだけで30,000以上あります。英語のコンテンツも日本語対応しているため、英語に抵抗がある方でも学習できます。受講終了のコースはLinkedInのプロフィール上に掲載可能なので、スキルアップアピールも図れますよ。
LinkedInでユーザーと繋がっていれば、求めている人材に直接ダイレクトリクルーティングをすることができます。LinkedInを利用しているユーザーの約80%が転職潜在層といわれており、その中には数多くの優秀な人材が隠れています。LinkedInを使ってダイレクトリクルーティングをすれば、優秀な人材を獲得できるかもしれません。企業側から見てもLinkedInを使用することは、良い人材を獲得できるチャンスが増えるというメリットがあるのです。
LinkedInには会社ページという企業だけが利用できるサービスがあり、そこに企業のページを作成し採用情報や募集要項を乗せられます。自社がどのような社会貢献をしているか、どのようなサービスを提供しているかなど、企業情報を載せられるので、企業の求める人材を集めやすくなるというのが会社ページを作るメリットです。ユーザーは自分が興味のある企業の会社ページをフォローします。そこで自社に関心を持たすことができれば、採用の可能性があるユーザーに求人を大きくアピールすることができるのです。
LinkedInは他者を介すことなく採用活動ができます。そのため、広告費用や求人広告にかかる費用など、余分な採用コストがかかりません。さらに人材紹介会社に報酬を支払う必要もないので、採用コストが大幅に抑えられます。採用コストがかからないのは、LinkedInの大きなメリットでは無いでしょうか。コストがかからず良い人材を獲得できる、人材を採用する上でこれほど効率の良いことは他にありません。この効率の良さもLinkedInの良いところですね。
LinkedInは繋がりの無い人には直接コンタクトを取る事はできません。では、繋がりの無い人とコンタクトを取るにはどうすればよいのでしょうか?繋がりの無い人とコンタクトを取る場合は、InMailという機能を使います。InMailがあれば、興味のある人材に繋がりが無くても直接メールを送ることができ、便利です。しかし、この機能はLinkedInの無料アカウントでの利用は不可です。有料のプレミアムアカウントのみで使える機能なので注意しましょう。
LinkedInは、採用する側と採用候補者ともにうまく活用をすれば、双方に有益な結果をもたらすツールです。採用側と採用候補者ともに情報収集をしながら、お互いにマッチングしているかを見極めることが重要となるでしょう。今回はLinkedInがビジネスの場でどのように活用されているのか、LinkedInのメリットとデメリットを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。LinkedInは採用側と採用候補者の懸け橋となる役目を担っています。LinkedInを活用して良い人材を獲得し、ビジネスをより活性化していきましょう。
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