ドイツ人の特徴と採用のポイントまとめ

記事更新日:2019年06月06日 初回公開日:2019年06月06日

ドイツ人と日本人は、気質的に似ていると言われます。具体的に挙げると、時間に厳格である点、ルールやマニュアルを遵守する点、組織を重視する点など多くの類似点が。しかし、ドイツ人と日本人が全く同じ企業風土で働いているかというと、それは異なります。むしろ、明確な違いが存在していると言えるでしょう。近年のグローバル化にあたって、外国人材を採用する必要性は高まっています。外国人材のうち、ドイツ人を採用する際に注意すべき点はどこでしょうか。ドイツ人採用のメリット、デメリットも含めて説明いたします。

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ドイツ人の特徴

意外と見栄張り

ドイツでは、職人による組合、いわゆるギルドが発達しました。このギルド発達に表されるように、ドイツ人は組織を設立し、それを維持することに長けています。組織を維持することに長けているという点のみを見れば、日本人と近い感性であると言えるでしょう。ただ、ドイツ人はこのような気質を有している一方、自分が規律正しく生活していることを周囲にアピールするという気質も有しています。ギルドのような組織を維持するために、個々人が規範を守っているという分かりやすいアピールも必要だったためとも言われています。 「空気を読む」ことで波風を立てず組織を維持する日本人とは、似ているようで異なる気質であると言えるでしょう。

時間を守る

日本人から見ると、外国人は時間に対して比較的ルーズに見えます。しかし、その中でドイツ人は時間に厳格なことで有名です。これは、諸外国も同様の認識を持っているようで、ドイツ人の時間に対する厳格さは、海外のジョークでも題材として用いられるほど。このドイツ人の時間厳守の気質は、厳しい冬を限られた食料で乗り切る必要性から生まれたのでしょう。いずれにしても、時間にキッチリしているドイツ人は、日本人と共有できる感覚が多いと言えそうですね。

エコ意識が高い

ドイツ人の特徴として、エコに対する関心が高く、実際に日常生活でもそれを実践していることが挙げられます。具体的には、ドイツでは資源ごみの回収などは非常に厳格に行われています。これは、国内に資源が乏しかったことから、限りある資源を有効活用する中で生まれた意識であるとも。このあたり、ドイツど同様に資源が乏しく、「もったいない」の言葉がよく使われる日本と共通するところですね。日常生活のレベルまでエコ意識が浸透しているドイツ人は、日本人と理解し合える点が多いと言えるでしょう。

ドイツ人の考え方

規律を重んじる

ドイツ人は時間に厳格な気質から分かるとおり、マニュアルやルールに則って業務を進めることを得意とします。具体的には、始業時間ピッタリに業務を開始し、終業時刻までには定められた業務を終えるといったことです。日本では、仕事が終わらず残業することがある意味当たり前ですが、ドイツでは業務が時間通りに終わらないと「使えないやつ」扱いされることも。時間や規律を重んじるドイツと日本ですが、細かい点を見ていくと違いがあると言えるでしょう。

個人の意思を大切にする

規律やマニュアルを重視するドイツ人ですが、その一方で個人の意思を尊重するという気質も持っています。具体的には、ドイツ人は、Yes/Noを他人に明確に伝える傾向があります。これは、ドイツ人それぞれが自分の考えや意見を持っていることや、考え方自体も非常に論理的であることが関係しているとも。ドイツ人は、マニュアルや規律を重視する一方、個々人の考えもしっかり持っているため、意見をすり合わせるディスカッションを得意とします。もちろん、感情論ではなく論理的に会話するため、ディスカッションが白熱しても、人間関係に尾を引くことはあまりないようです。

時間に遅れないことを重視する

先に、ドイツ人は時間に厳格であると説明しましたが、その一方で日本人であれば少し抵抗のあるような感覚も有しています。例えば日本では、協議を行うために待ち合わせ時刻を定めた場合、待ち合わせ時刻の10分から5分前に来ることが良いとされます。これは、あまり早く来すぎると、相手に要らぬプレッシャーを与えてしまうという感覚があるためでしょう。しかしドイツ人は、平気で15分以上前に、下手すれば30分前には待ち合わせ場所にやって来ます。この辺り、時間に厳格なドイツ人と日本人ですが、はっきりとした違いがあると言えるでしょう。

異文化に対して寛容

ドイツは、ヨーロッパの中で中東地域への入り口のような場所に位置しているため、移民が非常に多いことで知られています。近年でも、混乱した中東地域から大量の難民が流入したとも言われています。ドイツ政府がこうした移民のために教育制度などを整備しているというニュースを見たことがあるかもしれません。ドイツ本国がこのような状態であるため、ドイツ人も異文化に対して比較的寛容であると言えます。そのためドイツ人自身も他国で働く際に、現地の文化と上手に折り合うことが出来るとも言われています。

ドイツ人を採用するポイント

働きやすい職場環境を整える

ドイツ人は日本人と同様に、組織・規律・マニュアルなどを重視する傾向にあります。しかし、その重視する方向性は異なっています。例えば日本では「空気を読む」という言葉に表されるように、個々人が意思を出さないことこそ良いとされる場面が見られることも。しかしドイツの場合、組織を良くするために、個々人が意見を明確に打ち出そうとします。そのためドイツ人を採用する際に、組織を重視するという表面的な気質にのみ目を向けていると、職場内でトラブルの元になることも。組織を重視するという気質を取っても、ドイツ人と日本人の間には差があると認識することが大切ですね。

仕事とプライベートをしっかり分ける

日本では、アフター5が仕事の延長だとする意識があります。いわゆる「飲み会」です。協議の場で言いづらかったことを、飲み会の席上で言って根回しをすることも。一方で、ドイツ人は業務を勤務時間内にこなすことを重視します。協議の場でいうべきことは、当然の話ですが協議の場で発言します。ドイツ人からすれば当然のことですが、日本人から見れば「空気を読まない」と認識されることもあるかもしれません。ドイツ人を採用する際は、業務を勤務時間内に終える・実施することが当然の話であることを再確認することが大切ですね。

仕事の質を重視する

日本人は勤勉であると言われますが、ドイツ人も同様に勤勉であると言われます。しかし、その勤勉さには違いが見られます。例えば日本では、結果が出なかったとしても、その結果だけで評価が決まるわけではありません。むしろ残業をしていたなど、結果に至るまでのプロセスが評価される傾向にあります。一方、ドイツは結果が非常に重視されます。そもそも、業務を勤務時間内に終わらせられないことは、マイナス評価になりかねません。ドイツ人が勤勉であることは確かですが、日本人とはその勤勉さの方向性に違いがあることを認識することが大切ですね。

ドイツ人採用って結局どうなの?

企業の活性化につながる

日本企業の風潮として、協議の場では決定を出さないというものがあります。はっきりとした決定は先送りにして、その後責任の所在を曖昧にした状態で決定を出すという方法です。この方法は日本国内の企業同士で仕事を行う際は有効に働きますが、グローバル社会の中ではスピード感に欠けるという欠点も。ドイツ人は慣習的にディスカッションを好み、実際に得意とします。国際感覚に優れ、企業内のディスカッションを活発化できるドイツ人を採用することは、企業の活性化やスピード感の創出につながるでしょう。

ドイツ人採用における注意点

日本の企業文化との折り合いに注意

ドイツ人はマニュアルやルールを創出し、それを守ることに非常に厳格な気質を持っています。ドイツ人の生産性の高さにも繋がっているこの気質ですが、臨機応変さや柔軟さにやや欠けるという欠点も。ドイツ人は一度決定が下ったことは厳格に実行するため、決定をはっきり下さない日本の企業文化と折り合いが悪い点もあります。ドイツ人を採用する際は、日本企業の文化に理解のあるドイツ人を選ぶこともありますが、企業側の変革への努力も必要となるでしょう。

成績による客観的な評価を

ドイツでは、個々人の生産性が重視されるます。そしてそれは、業務の結果による客観的な評価制度に繋がります。日本企業では、結果が悪くとも、その過程で残業などの努力をしていれば評価される場合も。これがドイツ人から見れば、不公平な評価、不透明な評価制度に見えてしまいます。これが続けば、会社に対する不満にも繋がり、最悪の場合離職にも繋がりかねません。ドイツ人を採用するにあたっては、客観的で分かりやすい評価制度を設けることが必要ですね。

働きやすい環境の整備を

ドイツ人は仕事の生産性、効率性を重視します。そのため、仕事を遂行するスタイルについては、個々人が最も行いやすいものが選ばれる傾向にあります。具体的には、在宅勤務などが該当するでしょう。日本でも在宅勤務を取り入れる企業が出始めましたが、まだまだ一般的とは言い難い状況にあります。ドイツ人からすれば、どこでも出来る仕事をわざわざオフィスに出てきて行うことは無駄に見えてしまう場合があるかもしれません。ドイツ人に限らず、外国人を採用する際には、個々人が最も働きやすい環境を整える企業側の努力が必要と言えるでしょう。

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